2021.08.28

【ECソリューションマップ2021「転換率向上サービス編」】カオスマップ公開 スタッフコンテンツ投稿が活発化


ECサイトに来訪したユーザーを購買につなげる施策を支援する「転換率向上支援サービス」のカオスマップを、ECのネットメディア「eコマースコンバージョンラボ(ecclab)」と共同でまとめた。「レコメンドエンジン」「サイト内検索システム」「ウェブ接客ツール」などは定番化している。コロナ禍でオンライン接客が重要視される中、チャットツールの注目度は高まっている。さらにリアル店舗の販売スタッフのコンテンツをECサイトに投稿できる「STAFF START(スタッフスタート)」の導入も加速している。リアルとネットの境目をなくすツールが新たなトレンドとなりそうだ。



【「転換率向上サービス」カオスマップ】



スタッフコンテンツは動画へ進化


コロナ禍の影響を受けたファッション業界では、実店舗の販売スタッフのコーディネート画像などのコンテンツをECサイトに掲載し、転換率向上を図る取り組みが活発化した。

スタッフコンテンツの配信ツールとして多くのアパレル企業に導入されているのが、「STAFF START(スタッフスタート)」だ。同ツールはアパレル企業を中心に1600ブランド以上に導入されている。近年はアパレル以外にコスメ業界や食品業界でも導入が進んでいる。

さらにファッション業界では、短尺動画をECサイトに投稿できるツール「ザッピング」も注目を集めている。「STAFF START」も動画投稿機能を準備しており、動画コンテンツをECに投稿する流れは加速しそうだ。


ノーコード編集ツールも台頭


もう一つの注目したい流れが、ノーコード(コーディングせずに)でECサイトのコンテンツを編集できるツールの台頭だ。

CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE(カルテ)」でウェブ接客を一般化したプレイドは昨年7月、新しいプロダクトとして、プログラミングの知識がなくてもサイトを編集できる「KARTE Blocks(カルテ ブロックス)」の試験提供を発表している。

「KARTE Blocks」はウェブサイトのコンテンツを自由に編集・更新したり、それぞれのパフォーマンスや効果を可視化したりできる。編集では、直感的な操作で画像やテキスト、リンクなどを編集したり、HTMLやCSS、JavaScriptを用いて高度な編集をすることも可能。

Ptmindが提供するウェブパーソナライゼーションプラットフォーム「Ptengine Experience(ピーティエンジン・エクスペリエンス)」も、ノーコードでECサイトのコンテンツを作成・編集できる。

これらのツールが出てきたことで、サイト編集や、PDCAを回すスピードが増し、より効果的なサイト表現が可能になる。

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