2021.08.10

【コロナ禍の通販ヒット商品】「内脂サポート」、売上高は約60億円 今年9月、リニューアル発売

ファンケルが発売するサプリメントでヒット商品となっているのが、腸内環境を良好にして、体重・体脂肪を減らすことを臨床試験で確認した機能性表示食品「内脂サポート」だ。2021年3月期の年間売上高は約60億円。同じくサプリメントのヒット商品となっている「カロリミット」の売上高(年間約31億円)をしのぐ売り上げ規模となっている。「内脂サポート」は今年9月、リニューアル商品を発売する予定だ。

「内脂サポート」は、「腸内環境」へのアプローチで短鎖脂肪酸を生み出し、それらが脂肪の蓄積を抑えて、分解・消費を促す作用があると考えられるとしている。


「内脂サポート」

前期のプロモーション手法としては、生活様式の変化によって、おうちダイエットやコロナ太りなどの言葉が現れたことから、定期的なマス広告を実施した。ターゲットとなる顧客層へのコミュニケーションを行い、認知拡大に向けた取り組みを強化した。

高めの健康診断数値の対策シリーズとして、「内脂サポート」を核とした「健康数値サポートシリーズ」を展開しており、シリーズでの展開を強化してカテゴリーでも認知強化に取り組んだという。

「カロリミット」も食後の血糖値と血中中性脂肪値の上昇を抑える機能性表示食品。「カロリミット」は2020年5月、発売から20周年を迎えた。


「カロリミット」

「カロリミット」のプロモーションでは女優の波留を起用。コロナ禍での環境変化も意識したシーンやウェブ広告の強化など、世の中の環境変化にも対応しながら、販促・PRに取り組んだ。

「カロリミットブランド」の認知拡大のため、ドリンクなど、さまざまな剤型で展開しているのも特徴となっている。

ちなみに、「内脂サポート」は9月16日、リニューアル発売する。リニューアル商品は新たに「ブラックジンジャー」を配合し、従来の「体重・体脂肪を減らす機能」に加え、「おなかの脂肪を減らす機能」を強化しているのが特徴だ。

配合される「ビフィズス菌」は、胃酸から守り、腸まで生きた菌を届けることが重要な一方、「ブラックジンジャー」は早く溶けることで効果が期待できる成分となっている。新たに「バリア&リリース製法」を開発して、成分を時間差で溶け出るようにした。この技術は特許を出願中だという。価格は3888円(税込)。



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