2021.08.04

AnyMind Group、電通デジタルとEC事業統合支援サービスを開始 物流領域の一元化とSNS支援施策を強化

AnyMind Groupは8月3日、デジタルマーケティング会社の電通デジタルと共同で、企業向けのEC事業統合支援サービスの提供を開始した。電通デジタルが統合コンサルティングを行うとともに、AnyMind Groupの強みであるソフトウェアを活用し、物流領域のプラットフォーム管理による一元化と、インフルエンサーマーケティングによる売上拡大のための各種施策を強化。利用企業の業務効率化と事業成果創出の実現を目指す。

AnyMind Groupと電通デジタルが共同で開始したEC事業統合支援サービスでは、企業のEC展開における事業立上げの全体戦略から、ECサイト構築、運用、改善までを総合的に支援。コマース領域全般のコンサルティングに加え、物流プラットフォームの一元管理、インフルエンサーマーケティング等のSNS支援施策を行う。

コマース領域全般のコンサルティングでは、コマース事業全体戦略、CX(カスタマー・エクスペリエンス)戦略、販促戦略、ブランドマーケティング、CRM施策、売上計画といったコマース領域のコンサルティング業務を電通デジタルが実施。クライアント企業のEC・D2Cの立上げからグロースまでを支援する。

物流領域のプラットフォーム一元管理では、AnyMind Groupの物流管理プラットフォーム「AnyLogi(エニーロジ)」を活用。小ロット(従量課金型)から気軽に利用でき、商品管理・決済確認・入庫・在庫・出荷・配送を一元管理・支援できる同サービスを用いて物流領域の業務を支援することで、煩雑な作業の時間とコストを大幅に削減し、業務効率化を実現する。商品梱包もアレンジでき、生活者に高い購買体験を提供するほか、越境ECに対応する海外発送も行う。

SNS施策支援では、設計した戦略をもとに、ECビジネスにおいて欠かせないSNSを活用したマーケティングを支援する。AnyMind Groupのインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag(エニータグ)」を活用して、年齢性別、興味関心分野、購買行動等のデータを蓄積し、効果測定が難しいとされるインフルエンサーマーケティングの効果の可視化と分析を行う。さらにYouTubeやInstagramなどの公式SNSアカウント運用支援を行うことで、中長期的に施策の効果を高め、事業成果創出に繋げるとしている。

近年、EC市場規模は急速に拡大し、参入企業が増加している。一方で、幅広い業務領域の複雑さによるノウハウ不足、膨大な時間やコストの発生、そして運用後の確実な事業成果創出への施策不足などにより、「新規参入のハードルが高い」「事業成果が思わしくない」という企業の声が多いのも現状だという。

こうした状況において、EC事業における全体戦略から効果創出までを効率的に統合支援することで、新規参入企業においては、事業立ち上げ時に煩雑な作業に時間と手間をかけることなくスムーズに事業開始することができるとしている。また、すでにEC事業を運営している企業においては、インフルエンサーマーケとしているティング施策の可視化、改善を通して、EC事業のさらなる成長に貢献するとしている。

両社は今後も連携を強化し、最先端で高水準のデジタルテクノロジーとマーケティング戦略を常に提供し、成長著しいデジタルコマース領域においてもクライアント企業の事業成長に貢献していく考えを示した。



RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事