2020.03.27

メルペイ、提携ECサイトの購入情報で「メルカリ」に簡単出品 導入第1弾は「SHOPLIST」

メルカリグループでスマホ決済サービスを提供するメルペイは3月27日、提携するECサイトで「メルペイ」のネット決済を用いて購入した商品の情報を、フリマアプリ「メルカリ」に共有できる「かんたん出品連携」機能の提供開始を発表した。ユーザーは「メルペイ」の提携ECサイトで購入した商品を、手軽に「メルカリ」へ出品できるようになる。「かんたん出品連携」機能の第1弾導入サービスは、ファッションECサイト「SHOPLIST」。
 
「かんたん出品連携」により、提携ECサイトで「メルペイ」を使用して購入した商品情報が、「メルカリ」アプリ内の「持ち物リスト」に自動的に追加される。「持ち物リスト」では、過去の販売データやAIの予測によって算出した「メルカリ」での推定販売価格を表示する。出品時には、商品のカテゴリーやブランド、商品名、説明文がすべて自動で入力されるため、手間をかけずに出品できる。

フロー
「メルペイ」での決済から「持ち物リスト」掲載までの流れ

今まで「持ち物リスト」に掲載される商品は、「メルカリ」内で購入した商品や、ユーザーが任意で追加した商品のみだった。「かんたん出品連携」機能により、提携ECサイトでの購入商品にも対応する。一次流通から「メルカリ」による2次流通へシームレスな連携を実現する。

メルペイは「かんたん出品連携」機能の導入1号として、CROOZ SHOPLISTが運営するファッションECサイト「SHOPLIST」との提携を発表した。CROOZ SHOPLISTの稲垣剛之取締役は、「フリマアプリが一般化した今、売ることを前提にして買い物をするユーザーも増えてきた。『メルカリ』出品へのハードルが下がることで『SHOPLIST』での購入意欲がより増すのではないか」と、機能実装による一次流通市場の活性化に期待を示す。

「かんたん出品連携」は、「SHOPLIST」を皮切りに、今後「ANAP」「MAGASEEK」といったECサイトへの対応も予定している。「既に複数のECサイトと提携を結んでおり、実装に向けた準備を進めている段階」(メルペイ・遠山義幸マネージャー)としている。


CROOZ SHOPLISTの稲垣剛之取締役(写真左)とメルペイの遠山義幸マネージャー

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