2021.07.27

岡山薬品工業、岡山県産農作物のネット販売開始 廃棄野菜を活用したバイオマスプラスチック開発にも着手

岡山薬品工業は7月26日は、農業事業「中原ファーム」おいて、岡山県産農作物のEC販売開始するとともに、廃棄野菜を活用したバイオマスプラスチック開発に着手した。岡山県産の野菜の販売拡大、食品ロス問題の解決に貢献を図る。

岡山市中原エリアで育った野菜のおいしさをより多くの人に楽しんでもらうために設立した「中原ファーム」は、旬の農産物を販売。提供する野菜は、栽培から収穫・洗浄・加工まで一括管理しており、このほどECでの販売を開始した。

江戸時代は藍の生産地だった岡山市北区中原は、農産物栽培に適した土壌であり、現在では様々な農産物の栽培が行われている。日本名水100選にも選ばれている雄町の冷水で各種農産物が健やかに育まれており、昭和に入ってからは豊かな土壌を活かした青ネギ生産が始まった。中原ファームでは、ネギ栽培に適した土壌で育った「ナカバラネギ」の通年販売を行っている。

また、食品ロス問題を中原の地から解決するためのバイオマスプラスチック事業も展開。中原の地では、100kgを超す市場に出荷できない農産物が毎日廃棄されているとし、中原ファームでは中でも特に大量廃棄されるネギに石油由来樹脂を混合し加工することで、バイオマスプラスチックを開発・製造している。


廃棄されたネギを生かし、プラスチックを開発

食品ロス問題解決のため、「食べる」だけのネギではなく、生活の様々場面にて有効活用される「使う」ネギを提案する。



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