2021.07.22

黒澤楽器店、自社ECサイトでエレキバイオリン SUGIZOモデルを限定販売

SUGIZOと監修したバイオリン

黒澤楽器店は今年5月、自社ECサイトでロックバンド「LUNA SEA」のギタリストであるSUGIZOモデルのエレキバイオリンを限定発売した。年内の限定出荷数は20本で、残りの在庫は数本しかないという。

【<画像>監修したエレキバイオリンを持つSUGIZO】

2016年から、同モデルのバイオリンを生産販売する構想はあったという。製造までには、5年の歳月を要した。
 
小野寺将也取締役は、「SUGIZOさんがバイオリンのメンテナンスで新宿店を利用していたのが、開発に至るきっかけとなった。アーティストの要望やこだわりを重視した。本体の色を決めるのに約3年かかった」と言う。
 
このバイオリンは、細かなチューニングが容易にできるだけでなく、アンプにつなぎ音を出すこともできる。


SUGIZOモデルのエレキバイオリン

価格は税込54万7800円。受注全体のうち、7割がECサイトからだ。実際に、サウンドや使用感を確かめたい顧客には、新宿のバイオリン専門店で接客し、要望に応じて店舗での受注も受け付けている。
 
EC全体で楽器の需要が伸びている中で、「家で音を出しづらい」「練習できる場所がない」といった要因でバイオリンの販売は低迷している。ミュージシャンとの共同企画により、ファンを中心にバイオリン全体の市場を活気づけたい考えだ。



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