2021.07.22

デファクトスタンダード、2030年までに廃棄ゼロ 「ブランディア」でSDGs推進

「ブランディア吉祥寺店」の内装にリサイクルボードを使用

ブランド品の買い取り販売サービス「ブランディア」を運営するデファクトスタンダードは6月30日、2030年までに「廃棄ゼロ」を目指す方針を発表した。SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを強化し、サービスの信頼性向上につなげたい考えだ。
 
「ブランディア」では月間4トン以上の廃棄衣料がある。大学や専門学校に教材として提供したり、リメーク素材として業者に提供したりしている。廃棄衣料の一部をリサイクルに回しても、その比率は全体の約6.4%(2020年2月時点)に過ぎなかった。
 
「『ブランディア』を運営する中で、タグが取れている服が一定数出てしまっていた。廃棄ではない、別の活用方法を考えていた」(仙頭健一社長)と話す。
 
サスティナブル素材を用いた建材の製造・販売を行うWORKSTUDIO(ワークスタジオ)と提携し、リサイクルボード「PANECO(パネコ)」などの原料として廃棄衣料を供給する。新たな提携先を確保することで、2030年までに「廃棄ゼロ」を目指す。
 デファクトスタンダードでは廃棄衣料を提供するだけでなく、7月1日に開設した「ブランディア 吉祥寺店」の内装に「パネコ」を採用した。ワークスタジオとの提携を強化するとともに、リアル店舗でもSDGsの取り組みに貢献していく。



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