2021.07.20

【記者コラム】東京五輪の次は「ビジネスジャパン」

東京五輪が間もなく開催されますね。コロナのことを差し置いて考えることができない状況ですが、個人として日本代表選手の活躍が非常に楽しみです。

ただ私たちには今、東京五輪以外のところで、早急に向き合わなくてはならないことがあります。それは流通の根幹を支える材料や資源の確保です。「材料不足」「原料高騰」などの話題が尽きない昨今、日本全体としてもいち早い対応が必要とされる状況にあります。

当社発行の新聞が取り上げるのは、モノ売りを中心に、通販・EC業界に身を置く事業者ばかりです。この業界で活動する事業者を考慮すると、材料や資源についての情勢把握はマストです。ただ、状況が変わる場合、事業者が単独で動いても、貢献できることは限られると思います。

こうした状況を打破するために、業界としてできることは何だろうかと考えました。少し遠回りになるかもしれませんが、まずは積極的な越境ECへの挑戦だと思っています。材料や資源が足りない状況の中で、越境ECへの挑戦は、矛盾しているようですが、考え方としては、材料や資源を確保するために、越境ECに取り組むということです。

日本ブランドや各販売店が、積極的に海外へ挑戦していき、ブランド価値を向上させれば、材料や資源の確保においても、多少なりとも貢献できる要素になると思います。

日本には海外にはない強みが多くあります。細かなカスタマーサービスや販促手法など、日本の「おもてなし接客」は世界で十分戦える要素です。業界を問わず、「ビジネスジャパン」としてさらに攻勢をかけていきたいものです。

私も海外へ積極的に挑戦する企業の取材を増やし、改めて記事で紹介し、業界へ貢献いきたいと思います。



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