2021.07.16

ロート製薬 、ファーマフーズと資本業務提携 「商品開発」「国内通販」「海外展開」で

ファーマフーズの金武祚(キム・ムジョ)社長(左)とロート製薬の山田邦雄社長(右)

ロート製薬は7月16日、健康食品・化粧品メーカーのファーマフーズと資本業務提携すると発表した。両社の製造・販売の機能を生かし、「商品開発」「海外展開」「国内通販のプラットフォーム活用」の3つの分野で、戦略的業務提携を進めるとしている。 

ロート製薬は2021年3月末時点で、ファーマフーズの株式40万株を保有している。今後、市場買い付けの方法で、20万株を上限に、新たに取得する予定だ。ファーマフーズも、ロート製薬の株を、市場買い付けの方法で、20万株を上限に取得するという。

「商品開発」の部分では、まず、ロート製薬が展開する子供向け栄養機能食品「セノビック」について、ファーマフーズの健康食品素材を使った商品の開発を目指すとしている。中期的に、「免疫」を訴求する機能性表示食品の開発も行うという。化粧品の分野では、ロート製薬の「極潤」やファーマフーズの「ニューモ」の知見を生かした商品開発を共同で進めるとしている。

通販については、ロート製薬が製造・販売する機能性表示食品「ロートV5」や化粧品「オバジ」などを、ファーマフーズの通販サイト「タマゴ基地」で、クロスセルの商材として展開していくとしている。ファーマフーズの持つコールセンター運営のノウハウを、ロート製薬の子会社で健康食品などの通販を運営するエムジーファーマと共有することなども検討しているとしている。


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