2021.07.16

【<特集>人気ラーメンEC】おいしさで広がる「おうちラーメン」 注目ラーメンを編集部が厳選

ラーメン店を運営する各社が、家でもおいしく食べられる本格的なラーメンをEC展開し、販路を拡大している。コロナ禍で生まれた「巣ごもり需要」と、食品における冷凍技術の発達が相まって販売は順調だ。店舗と同じような味を再現するには、冷凍技術との相性が重要で、解凍後の麺や味の微調整に時間が必要な場合もあるようだ。味や品質の土台が完成されつつある今、ラーメンECの今後の普及には、「シーン」「家族」「主婦」が鍵となりそうだ。



【人気「ラーメンEC」リスト】
①凪スピリッツジャパン「RAMEN STOCK」、「冷凍パック」3カ月で5万食
②クールランド「menjoy(メンジョイ)」、「冷凍まぜそば」が人気
③重光産業「味千拉麺オンラインストア」、EC売上は3倍増に
④イートアンドホールディングス「ラーメンジャーニーEC」、独自開発の麺も強み





凪スピリッツジャパン「RAMEN STOCK」、「冷凍パック」3カ月で5万食


ラーメン専門通販サイト「RAMEN STOCK」を運営する凪スピリッツジャパンは、オンラインラーメンイベント「RAMEN STOCK1周年祭」を5月25日から開催している。


オンラインラーメンイベント「RAMEN STOCK1周年祭」を開催

2020年4月末、コロナ禍の影響を受けるラーメン店の一助になりたいと開始したラーメン専門通販サイト。店舗仕込みのラーメンをパック詰めして冷凍している。家庭で湯せんして、麺をゆでるだけでお店と変らないラーメンを楽しむことができることが好評で、開始3カ月で5万食を販売した。

2020年秋には10年以上の歴史を持つ「北陸ラーメン博」と共同のオンラインイベントを実施。2021年5月現在、22店舗28種類のラーメンを販売している。1周年の手応えについて、「ライバルサイトで販売していない商品や、店名と商品にブランド価値のあるものが売れる傾向にある。これまで常温にも挑戦しているが、まだ模索・試作中」(広報)と話す。

1周年イベントには、Japanese Soba Noodles 蔦(東京・代々木上原)、ラーメン大至(東京・御茶ノ水)、SOBAHOUSE 金色不如帰(東京・新宿御苑前)、饗 くろ喜(東京・秋葉原)の4店舗が参加している。


1周年イベントには「Japanese Soba Noodles 蔦」など4店舗が参加

このほど、都内に冷凍自動販売機「RAMEN STOCK24」を開設した。24時間いつでも買いに行けるのが特徴。「これからも店舗数、商品数を追加していく」(広報)と話している。


ラーメン専門通販サイト「RAMEN STOCK」
https://ramenstock.com/

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