2021.06.30

2021年上半期「越境ECランキング」をBEENOSが発表 売れ筋1位は多用途に使える「〇〇〇」がランクイン

越境ECサービス大手のBEENOSは6月29日、「BEENOS 2021年上半期 越境ECランキング」を発表した。BEENOSは12年以上にわたり越境EC事業を展開しており、2500以上の国内ECサイトの海外販売をサポートしている。子会社が運営する越境ECの代理購入サービス「Buyee(バイイー)」は東京商工リサーチの調査で「越境EC 流通総額No.1」に輝いている。BEENOSグループが持つ豊富な購買データを基に、日本から海外に売れている商品の網羅的な消費傾向を表す「二大ジャンル」、より詳細な人気商品がわかる「商品別ランキング」の2種類を発表している。


二大ジャンルは「ホビー」「ファッション」


「BEENOS 2021年上半期 越境EC二大ジャンル」は、代理購入サービス「Buyee」の購買データに基づき抽出した。「二大ジャンル」に選出したのは「ホビー」「ファッション」。「ホビー」においては、国民的人気アニメの世界的ヒット、トレーディングカードが数千万単位で海外で取引されるなど、日本のコンテンツを「推す」世界のファンからの思いが消費に表れたと分析する。トレーディングカードにおいては、特典カードが入った限定商品が人気を集め、クリエイターによる創作の総合マーケット「BOOTH」では世界的にも有名なVTuberのグッズが好調だった。日本のコンテンツと希少性の掛け合わせがファンの熱気と流通を生み出したという。



「ファッション」では、日本のアパレルブランドの品質とこだわりのデザインが海外でも評価され、人気を集めている。特にストリートファッションブランド、日本のデザイナーズブランドが海外から熱い支持を得た。日本発のリユース品は状態の良さから世界的にも需要が高く、限定スニーカーやラグジュアリーブランドのアイテムが人気だ。「ファッション」分野においても希少性の高いロングテール商品の需要が高いことが分かる。

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