2021.07.01

化粧品ECのWaqoo、東証マザーズに上場 前期売上は33%増の45億円、クレンジング化粧品「肌ナチュール」を販売

クレンジング化粧品「肌ナチュール」

化粧品の通販事業を展開するWaqooは6月29日、東証マザーズに新規上場した。同社はクレンジング化粧品「肌ナチュール」のD2C事業を展開しており、2020年9月期の売上高は約45億円となっている。
 
ワクーは、2005年に「有限会社ぷらすぺっと」として設立された。当時はペット用品を販売していた。2007年に健康食品・化粧品の販売事業を開始し、2015年に商号を「株式会社Waqoo」に変更した。
 
現在は、クレンジング「肌ナチュール」を中心とした化粧品のD2CECを展開している。現在販売しているのは、スキンケア9品目、メーク1品目、シャンプー1品目。定期型通販で、ネット広告への出稿をメインに行っている。台湾向けの越境ECや、バラエティーショップへの卸事業も展開している。
 
2020年9月期の売上高は、前期比33.0%増の45億400万円だった。前期は7億9300万円の赤字だった経常利益は、10億800万円の黒字となった。
 
ワクーは、クレンジングを中心とした化粧品EC以外にも、「DtoC Engine(ディートゥーシー エンジン)」というリピートECカートの提供事業も展開している。
 
2021年6月時点では、提供実績は決して多くないという。ただ、「肌ナチュール」のECで蓄積したノウハウを活用したシステムが、今後、導入実績を増やしていく可能性は十分ありそうだ。
 
「DtoC Engine」は、フォーム一体型のランディングページ(LP)の作成を基本としている。LP上で、自動チャット対応する機能や、LP上の顧客の動きをヒートマップ表示する機能も搭載している。ヒートマップ機能では、顧客が、LPのどこを熟読し、どこから離脱したのかなどを知ることができる。
 
同システムの導入により、売り上げが前期比60%増になった企業もあるとしている。



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