コンバージョンテクノロジーは6月29日、「楽天市場」に出店するショップ（楽天ショップ）向けに最適化した、LINE公式アカウント運用支援ツール「LSEG(エルセグ)」を正式リリースしたと発表した。日本ECサービスが運営する楽天ショップ向け会員サービス「ECマスターズクラブ」と共同開発。
「楽天市場」など各種モールにおいては、一般的な自社ECサイトと比較すると顧客ひとりひとりの情報を管理することが困難な傾向がある。それに比例して、LINEを用いたコミュニケーション手段も一般的な自社ECサイトと比べると、「ユーザー毎に最適化されたコミュニケーションが取れない」「画一的にメルマガ配信せざるを得ない」といった課題を抱えているという。
こうした課題を解消するため、楽天ショップをはじめとした各種モールや自社ECサイトのコンサルティングに強みを持つ日本ECサービスと共同で、楽天RMS（店舗管理システム）の顧客情報とLINEのユーザー情報をマッチングすることが可能な新サービス「LSEG」を開発した。
「LSEG」を利用することで、楽天RMSとLINE公式アカウントのデータ連携を行うことができる。従来、LINE単体では難しかった「楽天市場での購買情報を元にしたターゲティング配信」が可能になる。
さらに、リッチメニューの出し分けにも対応しており、未購入者にはクーポンをつけたリッチメニューを、購入済のユーザーにはレビューをお願いするといったアプローチが可能になる。その他、楽天ショップで利用できるクーポンの自動発行や連携といった機能のリリースを予定している。
「LSEG」のサービスリリースを記念し、6月15日に「ECマスターズクラブ」の会員限定のLINE活用セミナーを実施したところ、400社を超える楽天ショップ運営担当者が参加した。セミナーに参加した会員からすでに150社以上の「LSEG」の申し込みがあったという。
楽天ショップにおけるLINEマーケティングへの取り組みは今後さらに発展していくことが伺える。今後、改めてLSEGワークショップやLINE配信ノウハウセミナーの開催を予定している。
「LSEG」
https://lp.l-seg.com/「ECマスターズクラブ」
https://ec-masters.co.jp/
