2021.06.29

「リピスト」、サポートさらに強化 コロナ禍も質落とさず、伴走支援

ECソリューションマップ2021【ECサイト構築サービス編】

PRECS(プレックス)が提供するリピート通販専用カート「リピスト」は、コロナ禍で多様な事業者の導入が増える中、サポート体制の強化に改めて注力している。リモートワークの体制でも問い合わせ対応の質を落とさないのはもちろん、新規参入事業者に伴走し、しっかりと稼働まで持っていく姿勢が好評を得ている。導入アカウント数は延べ1200以上、利用店舗の流通総額は900億円に上る。

「リピスト」は初期費用2万9800円(税別)、月額料金1万4800円(同)から利用できるライトプランから、複数店舗を運営したり、大型プロモーションを展開する中堅・大手企業向けのエキスパートプランまで用意している。低コストから導入できるため、初めて通販を手掛ける事業者や、地方の事業者からの引き合いも増えている。

「新規参入する事業者にはライトプランから始めることを勧めている。なるべく最初の打ち合わせでは社員2人で対応し、導入企業の状況や意見を聞き、多角的に提案できるようにしている。機能はもとより、サポート力で選ばれるソリューションを目指している。ともに事業を成長させ、プランをアップグレードしていくことが、導入企業にとっても当社にとっても望ましいことだと考えている」(ASP事業部 岸田隆統括マネージャー)と話す。


ASP事業部 岸田隆統括マネージャー

コロナ禍でリモート体制を構築する際も、サポートは外注せず、質を落とさないように仕組みや人員の強化で対応した。日々、事業者の業種や状況に合わせて、どう支援していくべきかを考える社内勉強会を実施している。社員のサポート力を高めることにも余念がない。

「さまざまな事業者に対応できるようにしたい。ECだけでなく、電話注文やハガキ、FAXからの注文も手掛ける事業者を支援するため、他社に先駆けて電話受注に対応する仕組みも構築した。導入企業のコールセンターに出向き、電話対応しているスタッフの方の意見を聞き、改良し続けている。初めて通販を手掛けるお客さまや、他社サービスから載せ替えてくるお客さま、横文字が嫌いなお客さまなどいずれもしっかり対応している」(同)と話す。

機能面ではセキュリティー対策に注力している。不正検知サービスとの連携も実施した。AmazonPay(アマゾンペイ)のバージョン2に対応するなど決済との連携も強化している。

「『リピスト』に加え、さらに多様な事業者のニーズに対応できるような新サービスの開発にも着手しており、今年度中のリリースを目指している」(同)と話す。



【ECソリューションマップ2021「ECサイト構築サービス編」】特集ページ
https://netkeizai.com/articles/detail/3958





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