ECソリューションマップ2021【ECサイト構築サービス編】ネットショップ支援室が提供するBtoB‐EC事業者向けカートシステム「楽楽B2B」が導入企業を伸ばしている。低コストで導入できるASP型ながら、充実した機能や、連携ソリューションの豊富さが評価されている。業務効率化だけでなく、売り上げを伸ばすことができるCRM機能も強みとなっている。
「楽楽B2B」は導入企業の取引先が簡単に利用できるように、既存のFAX注文や商品コードでの発注などの使用をウェブ化したような機能をそろえている。サイト上でFAXに項目を記入しているような感覚で使えるオーダーシートや、商品コード・番号を入力するだけで発注できる機能がある。導入企業が取引先に替わり、よく注文する商品を「お気に入り」に追加できる機能もある。
「コロナ禍で社会情勢が変わり、これまでなかなか具体化できていなかった受発注業務のウェブ化が急速に進んでいる。中小企業だけでなく、中堅・大手企業からの引き合いも増えた。業務をウェブ化して、リモートで対応できたり、業務を効率化できたりする方に関心が行きがちだが、当社ではウェブ化することで売り上げや利益をさらに高めることができることを伝えている」(三宅晋平営業統括部長)と話す。
三宅晋平営業統括部長これまで商品や販売の提案は、営業担当者のスキルに依存していた。ウェブ化することで商品の解説や売り方を動画で紹介するなどして、担当者に依存せずに提案力を高めることができる。ステップメールや顧客の属性・行動に合わせたメール・同梱物の出し分けもできる。
「当社ではBtoC向けのカートシステムも開発しており、『楽楽B2B』でもCRMの機能が充実している点も特徴」(同)と語る。
IT導入補助金など助成金を活用して導入するケースも増えており、先日発表された第一次の申請企業は8割が通過したという。
「楽楽B2B」https://raku2bb.com/
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