2021.06.22

かっこ、不正注文検知サービス「O-PLUX」の導入事例を公開 「eltexDC」とのシステム連携で短期間・低コストの導入実現

「O-PLUX」と「eltexDC」のシステム連携イメージ

不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」を提供するかっこは6月17日、同社Webサイトにおいて、ベルネージュダイレクトの運営するECサイト「雪印メグミルクダイレクト」への「O-PLUX」の導入事例を公開した。EC/通販総合パッケージ「eltexDC」とのシステム連携により、短期間・低コストでの導入を実現した事例となる。

不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、ネット通販・オンライン取引における不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービス。


「O-PLUX」の概要

このほど導入事例を公開したベルネージュダイレクトでは、ECサイト「雪印メグミルクダイレクト」の不正対策として、2020年9月から「O-PLUX」を利用。それまで人手で行っていた不正チェックが自動化されたことで、大幅に工数が削減されるとともに、網羅的なチェックが可能となったことで、不正リスクの高い注文が半減するなど不正対策の成果が出ているという。また、導入にあたっては、ベルネージュダイレクトが導入を予定していたECパッケージと「O-PLUX」が予めシステム連携されていたことにより、開発負担なく、スムーズな導入を実現している。今回公開した導入事例では、「O-PLUX」の導入背景や導入後の具体的な効果について、インタビューの内容も交えて紹介している。

ベルネージュダイレクトでは、2017年頃からECの拡大に注力する中、注文件数の増加に伴い、人手での不正チェックに限界を感じるようになったとし、ベルネージュダイレクトの丹野浩一氏は、「以前より貸し倒れリスクは感じていましたが、不正対策にかける費用と貸し倒れ金額を比較したときの費用対効果や、システム連携するための開発費用を考えると、なかなか導入に至りませんでした」と話す。

そうした状況の中、最終的に「O-PLUX」を導入した決め手は、ベルネージュダイレクトがリプレイス予定だったEC/通販総合パッケージ「eltexDC」と「O-PLUX」が既にシステム連携されていたこと、及び「O-PLUX」の豊富な実績だったという。「O-PLUX」は「eltexDC」に標準実装されているため、システム連携(API連携)の開発は必要なく、「eltexDC」の利用企業は短期間・低コストで「O-PLUX」を導入することが可能だ。

導入の結果について、ベルネージュダイレクトの丹野浩一氏は、「以前は、出荷判断に迷うものは広く対応する方針だったため、だいぶ工数が削減されました。また、これまでの自分たちのチェックでは、すべてを網羅することはできなかったと思いますし、見逃しがなく、網羅的にチェックできることも効果だと思っています。このサイトは不正できないと分かってきたせいか、抑止効果が発揮されNGとなる注文が当初の約半分以下になりました」と述べている。

また、EC/通販総合パッケージ「eltexDC」を提供するエルテックスの大橋朗大氏は、「コロナ禍を背景としたECシフトが進む中、クライアントからの不正対策に関するご相談が増えております。『eltexDC』は、『O-PLUX』を標準実装していることにより、最小限の開発コストと時間で不正対策を始めることができますので、クライアントの課題解決に貢献できていると思っております。また、『O-PLUX』の豊富な導入実績にもとづく、かっこの不正に関するナレッジをクライアントに提供できることも大きなメリットです。今後もかっこと協力して不正対策のニーズに応え、安心してEC運営ができるプラットフォームの提供に尽力してまいります」とコメントしている。

「O-PLUX」は、今回紹介した「eltexDC」との連携をはじめ、様々なECパッケージ/ショッピングカートとの連携を進めており、今後も順次拡大予定としている。ECパッケージ/ショッピングカートとのシステム連携を拡大させることで、EC事業者がより手軽に不正対策を導入できるように取り組み、安心・安全なオンライン取引・ネット通販の環境づくりに貢献していく考えを示した。



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