2021.06.18

ビィ・フォアード、NGP日本自動車リサイクル事業協同組合と業務連携 品質・信頼性が高いリユース部品の輸出開始

中古自動車の販売及び輸出入を手がけるビィ・フォアードは6月14日、NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(以下:NGP協組)と、リユース部品の海外販路拡大を目的とした業務提携を行ったと発表し、ビィ・フォアード運営のECサイトでのNGP協組の持つリユース部品の販売を開始した。自動車リサイクルを後押しし、SDGsへの貢献を目指す。

中古自動車の輸出事業・越境ECを展開するビィ・フォアードは、使用済み自動車の適正処理・リサイクル部品の生産及び、販売などを行うNGP日本自動車リサイクル事業協同組合と業務提携し、ビィ・フォアードの運営するECサイト「BE FORWARD AUTO PARTS」での、NGP協組の持つリユーズ部品の販売を開始した。今後は顧客へのプロモーション活動も行われる予定としている。

今回の業務提携によりNGP協組は、ビィ・フォアードのECサイト「BE FORWARD AUTO PARTS」に部品データの提供を行う。これにより同ECサイトの部品公開点数は、約350万点を超える見込みとなる。ビィ・フォアードの顧客である海外ユーザーは、サイト上に公開されたNGP協組提供の部品を購入することができる。

ビィ・フォアードの輸出する中古車は、2019年度実績で13万3125台に及び、205の国と地域と取引実績を持つ。中古車輸出の市場規模は、2020年度実績で約100万台を超えており、コロナ禍で流通が停滞しているものの、新興国を始めとする海外において、高品質な日本の中古車のニーズは依然として高い状態を保っている。

こうした市場背景や、販売から輸送まで一気通貫での展開への顧客評価の高まりによりビィ・フォアードは、車両販売の事業拡大を続けており、修理に必要な自動車部品に対するニーズも高まっている。一方NGP協組は、設立以来厳しい品質基準で信頼性の高いリユース部品を日本国内に供給している。2019年にはSDGs宣言を行い、リユース部品の活用によるCO2削減を目標に掲げた。国内のみならず、海外に向けてもリユース部品の流通拡大を行うことで、さらなるSDGsの達成に寄与できると考え、海外への販路を模索していたとし、両社の思惑が一致したことから今回の業務提携に至ったとしている。

ビィ・フォアードの持つ海外での販売力、NGP協組の持つリユース部品供給力という両者の強みを活かし、グローバルなリユース部品の流通拡大を進めることで、自動車リサイクルの後押し、SDGsへの貢献を図っていきたい考えを示した。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事