2021.06.19

谷治新太郎商店のECサイト「卒塔婆屋さん」、卒塔婆のバラ売りに対応 平均月商600万円を超えた

谷治大典社長

卒塔婆や墓標の製造・販売を手掛ける谷治新太郎商店は2013年から、自社ECサイト「卒塔婆屋さん」を運営している。卒塔婆業界であまり行われていなかった「バラ売り注文」や「決済方法の拡大」に対応。リピーター継続と認知度向上につながり、2021年1月~4月の平均月商は600万円を超えた。ECサイトにおける売上高は、年商1億円を目指している。

卒塔婆とは別名塔婆とも言い、墓の近くに立てられている細長い板のこと。毎年行われる寺での法要や、先祖の年忌法要の際に使用する。主に亡くなった人の供養をするためのものだ。

自社ECサイトを立ち上げた経緯について、「檀家離れやお墓参りをしない家庭が増えてきたことが大きい。私たちの顧客はお寺。もっと多くのお寺に私たちの存在を知ってもらう必要があった」(谷治大典社長)と振り返る。

同社では他社と差別化を図るため、卒塔婆業界であまり行われていなかった二つの施策を実施した。

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