2021.06.29

【ECソリューションマップ2021「ECサイト構築サービス編」<カオスマップ付>】主要18サービスの競争戦略に迫る


「主要サービスの比較」「まだまだあるサービスの強み」を紹介



主要サービスのECサイト構築実績や利用店舗の年間流通総額、商品ジャンルシェアTOP3を一覧表で比較している。さらに記事で紹介していない注目サービスの差別化ポイントや今後の強化ポイントをまとめている。


 【主要ECサイト構築サービスの比較表】 


<総合カートの比較表>



<専門カートの比較表>




 【まだまだある注目サービスの強み】 
※ベンダーからの回答を基に作成

■「e-shopsカートS」

差別化ポイント画面遷移を減らしコンバージョン率をアップしたゼロスッテップカートやWordPressなどのCMSで制作した外部サイトを活かしてネットショップ構築が可能

今後の強化ポイント
WordPressとの連携強化や物販以外の役務等での利用など


■「おちゃのこネット」

差別化ポイント売上手数料なしで、月額固定で利用できる。ネットショップを構築するのに必要機能がそろっている。問い合わせには当日返信しているサポート力

今後の強化ポイント
売上を強化できる、フォロー機能


■「STORES」

差別化ポイント手数料の安さ(月額1980円<税抜>/手数料3.6%のスタンダードプランと、月額0円/決済手数料5%のフリープランを用意)、専門知識など必要なく簡単に利用できる点 

今後の強化ポイント
6月に新機能またはサービスをリリースを予定


■「BASE」

差別化ポイント:初期費用・月額費用等が不要で、商品が売れるまで費用がかからずリスクなくネットショップを始められる点。多様な決済手段を簡易かつスピーディーに導入できる点。HTML不要のノーコードでカスタマイズ性の高いデザイン編集が行える点

今後の強化ポイント:
パソコンがない方でもスマホがあれば誰もがデザイン性の高いネットショップをノーコードで作成できるよう、ショップデザイン機能を中心とした機能開発等を意識的に強化している。ショップオーナーが将来的にネットショップの規模が成長されても長く使い続けられるようにサポート機能を拡充し、すべてのショップオーナーにとって利便性の高いEコマースプラットフォームを目指している


■「EC-CUBE」

差別化ポイント:国内No.1EC構築オープンソースならではの自由なカスタマイズによる拡張性と、国産プラットフォームとしての国内商習慣にあったUI、UX。国内160社以上の制作パートナーが制作や運営支援ができる他、25社以上の決済サービスとの連携など、国内のビジネスECプラットフォームとしても最大級

今後の強化ポイント:
これまでの「EC-CUBE」最大の特徴であったオープンソースならではの高い拡張性と、安全安心でメンテナンスフリーであるクラウドサービスの良さを兼ね備えた「EC-CUBE」のクラウド版「ec-cube.co」の拡販やサービス拡充を積極的に行う


■「aishipR」

差別化ポイント:レスポンシブECサイト導入実績No.1。ヤマト運輸サービスレベル対応や常温冷蔵冷凍対応、実店舗受取等、食品やお中元、お歳暮などに特化した機能が充実。独自機能カスタマイズに対応し、基幹システム連携や個別機能開発など拡張性が高く大規模ECにも対応。AWS基盤で安全安定し、オートスケーリングなど高負荷時の自動拡張にも対応。月2回のバージョンアップで常に最新のアプリケーションでありながらがら専用サーバ環境でも運用できる。スマホ中心のUI/UX設計で、最短簡略ページ遷移で購入完了するワンページカートを搭載

今後の強化ポイント:
食品販売に特化した機能の充実。SNSログイン連携、ID決済連携等


■「Salesforce Commerce Cloud」

差別化ポイント:セールスフォース・ドットコムは CRM(顧客関係管理)のグローバルリーダーであり、Eコマースに必要な機能は備えながら、マーケティングやカスタマーサービスなど購入前から再購入に至る、あらゆる顧客とのタッチポイントをシームレスにつなぎ、優れた顧客体験を提供することができる。カスタマーサクセスチームによるグローバルで得た知見を基に顧客の成功を支援している

今後の強化ポイント:SalesforceのCDP製品との連携強化、在庫情報の連携、柔軟で迅速な展開が可能なヘッドレスコマース


■「Media EC FANTAS」

差別化ポイント:ただ商品を販売するだけではなく、メディアECとして情報発信していくECになることをコンセプトにしている。コンテンツとECデータが1つのデータベースで同居しているので、商品に必要な情報がすぐに取り出せ、またコンテンツに必要なECデータがが連携できる製品となっている。共創型ECという考え方で利用店舗で必要になったカスタマイズされた機能をアップデートで全店舗が使えるようになる、利用事業者とともに作り上げていくEC製品を目指している

今後の強化ポイント:決済の多様化、API連携

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