2021.06.12

【「futureshop」安原統括マネージャーに聞く】1‐3月の流通総額54%増 オムニチャネル鉄板施策の導入加速

システムだけじゃない支援を強化


――オムニチャネルの基盤を作るため、カスタマイズできるパッケージシステムなどを導入する事業者もいる。

カスタマイズ型のソリューションを導入するのも一つの選択肢だが、数千万円から場合によっては数億円かかるケースがある。逆に安価なソリューションで実店舗連携機能を提供している場合もあるが、拡張性が低いことが多い。当社であればトライしやすいコストで、拡張性もあるため、選ばれやすいのだと思う。

――今年5月にデジサーチアンドアドバタイジング(デジサーチ社)と共同で、D2Cの立ち上げから販売までを支援するプログラムを始めた狙いは?

デジサーチ社はD2Cという言葉が使われる前から多くの企業の商品開発やブランド構築を支援している。結果的に企業再生事業にまで至っているように、単なるEC支援に留まらない。

まさに「futureshop」が目指してきた、"クライアントの事業を成功に導く"ことに主眼をおいた取り組みを、デジサーチ社と共に加速していく。商品開発やマーケティングのノウハウ、加えて資金面でも支援できるプログラムを準備中だ。

――今後、強化していく機能は?

この1年間で消費者の行動はガラッと変わった。デジタル化の波は止められない。今後もリアルとデジタルをどうやってシームレスにつなげていくかがテーマになる。そのため、「BOPIS(ネットで購入し、店舗で受け取る)」のオプション機能を開発したり、外部連携を進めたりしていく。

セキュリティーもさらに強化する。この1年間で不正注文が増えている。このような状況へ対応するため、不正検知サービスの活用や3Dセキュア2.0への対応などを進めていく予定だ。


「futureshop」
https://www.future-shop.jp/



【ECソリューションマップ2021「ECサイト構築サービス編」】特集ページ
https://netkeizai.com/articles/detail/3958





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