2021.07.04

デカフェのサブスクでルワンダ支援 社会貢献もできるECサイト「Decaf&Co.」に注目

ルワンダの農家との交流も多い

2018年設立のストーリーラインは自社ECサイト「Storyline Coffee Company(ストーリーラインコーヒーカンパニー)」でルワンダのコーヒー豆を中心に販売している。2021年2月には、ECサイト「Decaf&Co.(デカフェアンドコー)」をオープン。国内で加工したデカフェのサブスクサービスを開始した。売り上げの一部を現地の生産者の健康保険として還元する取り組みを行うなど、現地への支援活動も行っている。

同社のサブスクサービスでは、ルワンダを中心に、各国のスペシャルティコーヒーが毎月届く。デカフェのみが3種類届く「デカフェ定期便」と、レギュラー、デカフェ、ハーフ&ハーフの3種類が届く「カフェインコントロール定期便」の2種類のコースを展開。需要の拡大につなげているという。


デカフェのサブスクを展開

「デカフェにおいしくないイメージを持つ人もいる」(北澤順子CEO)と話す。試しやすい環境を準備することで、まずは「おいしいデカフェ」という認知を広げたいという。

デカフェは三重県の超臨界技術センターで加工している。同社では、よりおいしいデカフェ加工の方法を模索しており、東北大学と共同研究を行っているという。

原産地の一つであるルワンダは標高が平均1500メートルと高い。赤道直下で、火山灰による肥沃な土壌があるなど、コーヒー生産に適した環境が整っているという。「いずれはデカフェ技術をルワンダに広め、現地にデカフェ加工の工場を作りたい。新鮮な豆を加工できるだけでなく、現地の雇用にもつながるはずだ」(同)と話している。


「Decaf&Co.」
https://decafcoffee.net/




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