2021.06.05

コックス、EC売上高80%増 HIKAKINが購入した100万円マスクが話題に

宮野敦デジタル推進統括部長兼運営部長

アパレル・雑貨などの販売を手掛ける、イオングループのコックスは、2021年2月期のEC売上高が前期比80%増の30億6300万円となるなど、好調に成長を続けている。サイト刷新などのデジタル投資を行ったことも成長の要因になったという。同社サイトでは、2021年2月期中に販売を開始した、多種多様なマスクが好評だ。100万円を超える高額マスクについては、話題性の高さから、YouTuberのHIKAKIN(ヒカキン)も購入に至ったという。

同社のEC事業では、自社ECサイトの売上高が特に好調だ。自社ECサイトの売上高は、前期比で386・5%増となったという。2020年10月には、自社ECサイト「TOKYO DESIGN CHANNEL」をリニューアルオープンした。リニューアル後は、シーズンごとに定期更新する、商品の特集ページが顧客から好評だという。


「TOKYO DESIGN CHANNEL」のトップページ

2021年2月期はデジタル投資を積極的に行ったという。2022年2月期以降についても、「自社ECサイトの利便性の向上などを図っていく」(宮野敦デジタル推進統括部長兼運営部長)と言う。「店舗投資からデジタル投資へとシフトしていくことを通して、DX推進に注力していく」(同)としている。

同サイトでは、日用雑貨やアウトドア関連商品の他、家電などのヘルス・ウェルネス商品の人気が高いという。マスクブランド「Mask.com」が特に人気。2021年2月期はマスク販売の後押しもあり、新規会員数が前期比78・2%増となった。


マスク専門店「マスクドットコム」の実店舗

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