日本M&Aセンターは全国に独自のネットワークを構築しており、業界トップクラスの豊富な買収実績を誇る。バトンズはM&A総合支援プラットフォーム「BATONZ(バトンズ)」を運用しており、日本M&Aセンターが扱わない中小企業のM&A案件のマッチングを支援している。
日本M&Aセンター 戦略統括事業部 龍石泰樹氏は、「当社はM&Aのソーシング(案件発掘)のプロとして、EC事業のプロであるいつもさま、プラットフォームのプロであるバトンズと今回のプロジェクトに参画する。株式譲渡の場合、M&A完了まで1~2年かかってくるが、事業譲渡の場合はその半分のリードタイムで進められる。早ければ1、2カ月間で事業の買収・売却を支援できるケースもあるだろう。当社としてもこのような3社での座組は初めて。新しいM&Aの方法論として注力していきたい」と狙いを語る。
日本M&Aセンター 戦略統括事業部 龍石泰樹氏
バトンズ マーケティング課 伊藤舟氏は、「『BATONZ』を介して買収を行う顧客の7割くらいは個人や個人事業主であり、小規模事業者のプラットフォームとして認識されている。今回の取り組みでいつもさまのような上場企業の買収実績を作っていきたい。さらに、顧客の中にはEC事業への参入に関心を持つ企業も多く、いつもさまと連携することでノウハウを提供することもできると考えている」と期待している。
バトンズ マーケティング課 伊藤舟氏
米国ではセラシオがアマゾンに出店しているブランドのM&Aを行い、自社のノウハウで成長させるビジネスモデルで、ユニコーン企業(時価総額10億㌦以上の未上場企業)に成長している。今年3月には日本法人を設立し、日本での事業展開を本格化している。
いつもはこれまで行ってきたクライアントのEC支援に加え、メーカーのオンライン特約店を作るサービス「ハンロー」や、M&Aによる経営支援のメニューを用意し、多角的にEC展開を図るメーカーを支援する。
M&Aで取り扱いブランドを拡大
日本ならでは商習慣を理解し、「楽天市場」「ヤフーショッピング」など日本ならではのプラットフォームでの販売ノウハウを持っている強みを生かし、セラシオとの差別化を図る。
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