2021.06.02

Hamee、不要になったスマホケースを回収・リサイクルする実証実験開始 プラスチックごみ問題に着目

スマートフォンアクセサリーの開発・製造事業を手がけるHamee(ハミィ)は6月1日、スマホケースのリサイクルに取り組む「Hameeエコタマプロジェクト」を始動した。第1弾として、自社スマホアクセサリーブランド「iFace(アイフェイス)」を対象に機種変更などで不要になったスマホケースを回収し、固形燃料(RPF)にリサイクルする実証実験を行う。これに伴い、本回収に協力した先着500名に、ECサイト「Hamee本店」で使用可能な500円クーポンをプレゼントする。サステナブル社会の実現に向け、プラスチックごみの問題に取り組みを図る。

「Hameeエコタマプロジェクト」第1弾として開始した実証実験では、ECサイト「Hamee本店」において、不要になったスマホケースの回収を実施。回収の対象は、世界累計販売数2000万個の自社ブランド「iFace」の「First Class」。回収したケースは、南開工業を通じて固形燃料(RPF)にリサイクルし、地域の焼却施設にて助燃材や発電などに活用し、地域循環型リサイクルに取り組む。期間は6月1日~6月30日までで、回収に協力した先着500名にECサイト「Hamee本店」で使用可能な500円クーポンをプレゼントする。

Hameeでは、人は誰もが生まれながらにしてクリエイティブであり、その力を最大限発揮したプロダクトやサービスを生み出すことで、よりクリエイティブな世界をつくりたいとの思いから、「クリエイティブ魂に火をつける」という企業ミッションを掲げている。今回のプロジェクトの「エコタマ」という名称は、サステナブル分野においても、魂を燃やしながら、世の中をクリエイティブにしていくために名付けたものだという。

海洋プラスチックごみや、大量生産に伴う廃棄問題が深刻化している昨今、行政や民間でのSDGs(持続可能な開発目標)推進、使い捨てプラスチックの排出削減に向けた「プラスチック資源循環促進法案」の閣議決定など、サステナブルな取り組みが少しつずつ広がり始めている。

こうした中Hameeは、地元小田原市のパートナー企業として、市と連携しながらのSDGs推進、滞留在庫を流通させるためのネットショップ「RUKAMO」の運営など、さまざまなステークホルダーと協力しながら、サステナブル社会の実現に向けた取り組みを行っている。さらに今回新たに、自社の主力商品であるスマホケースのリサイクルに取り組むため、「Hameeエコタマプロジェクト」の発足に至ったとしている。



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