2021.05.28

「CreepyNuts」「バンドリ!」グッズEC強化で緊急事態をサバイブ

音楽ライブのグッズEC販売戦略


<ブシロード>「バンドリ!」配信前後に新商品 発売タイミング工夫し販売拡大

トレーディングカードの販売や、スマホアプリの開発を行うブシロードでは、コロナ禍でライブイベントの自粛が増加する中、ECでの商品発売のタイミングを工夫することにより売り上げの拡大につなげている。20年12月からは、同社のコンテンツ「BanGDream!(バンドリ!)」の強みを生かした映像配信イベント「SoundOnlyLive」を開始。ECサイトとへの集客につなげているようだ。


5月に配信された「SoundOnlyLive」の様子

SoundOnlyLiveでは、アニメ映像や、声優の歌・MCなどを、映像として配信する。同社のECサイトでは、サウンドオンリーライブの配信前と配信後で商品ラインアップを大きく変えている。

配信前に販売するのは、Tシャツ・ライト・タオルといった配信時の需要が高い商品だ。事前に在庫を十分に確保し、配信前に、確実に商品を届けられるようにしているという。


配信前の需要が高い商品(タオルやライトなど)

一方、クリアファイルやポスターのような、継続的な需要が見込まれる商品は、配信後に発売するようにしている。配信で新たな映像や画像を使用した場合は、それらを使用したグッズを配信後に発売する。配信後に発売する商品については受注生産方式を採用しているという。

「イベントが自粛となるケースも多く、開催できても人数制限がある。現地の物販を混雑させるわけにもいかない。ECとの連動制を高めることで、今後も安心安全なイベントを開催できるように意識していきたい」(MD&EC部 伊澤真奈美氏)と話している。

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