2021.05.19

クーネルワーク、山形産品の通販サイト「山形直送計画」を開設 地域の作り手と全国の消費者をつなぐ

産直ECプラットフォーム「直送計画」を運営するクーネルワークは5月13日、山形産品のみを取り扱う産直ECサイト「山形直送計画」の運営を開始した。専門スタッフによる取材情報を元に商品を紹介し、各生産者・メーカーから直送で、食品・工芸品などの山形産品を販売する。オープンから3年以内に年間流通額1億円以上の規模を目指す。

「直送計画」は、地域のつくり手と全国の消費者を繋ぐ産直ECプラットフォームとして、2011年に新潟でスタートしたサービス。ページ作成・商品撮影・顧客対応・代金回収・集荷配送管理業務など、通販運営に関わる面倒な事務作業を代行することで、マンパワーの限られた小規模生産者・メーカーでも、最低限の手間とコストでEC通販に取り組むことができる。また、3大ECモールである「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Amazon」にも同時出品可能となっている。

前例となる「新潟直送計画」は、2011年12月のサイト開設以降、順調に流通規模を拡大しており、特に2020年は「コロナ禍」で地産品のお取り寄せや、ギフトなどの通販需要が高まったことで、過去の実績を大きく更新。年間流通額は前年比95%増の4億5000万円となった。新潟県内でもインターネット通販への取り組み、参加店舗数も大幅に伸びており、2021年5月辞典のサイト掲載数は618店舗、1265商品に達しているという。

「山形直送計画」の開設にあたっては、2名のスタッフを採用し、現地にオフィスを開設。今後も積極的に採用を行い、現地の体制の強化を図るとしている。現時点で契約している生産者・メーカーは約30店舗。今後、取材・ページ作成を進め、順次サイトに公開していく予定とし、オープンから3年以内に200店舗との出店契約、及びページ公開を行い、年間流通額1億円以上の規模を目指す考え。

クーネルワークは2021年8月、新潟市内の大型商業施設内にリアルストアのオープンを予定している。この店舗でも山形産品を取り扱う予定だとし、新潟県と山形県の繋がりを育みながら、「ネットとリアルの両軸」で山形産品の販路拡大に取り組んでいく。さらに将来的には、秋田・富山・石川など、日本海側を中心に他県への展開を進め、各地域での連携・協力体制を構築しながら、各地の地産品をPRしていく考えを示した。


「山形直送計画」
https://yamagata.chokuso-keikaku.jp/




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