2021.05.18

GMOコマース、飲食店DX支援でトレタと業務提携 飲食予約業界初となる「トレタ LINE通知連携」を提供

GMOインターネットグループのGMOコマースは5月13日、飲食店の予約を簡単・便利に管理できるサービス「トレタ」を展開するトレタと業務提携を締結したと発表するとともに、本提携に基づく取り組み第1弾となるサービス「トレタ LINE通知連携」の提供を開始した。国内初という飲食店予約における「LINE」を使ったCRMサービスの提供により、飲食店におけるDX普及の加速を支援する。

「トレタ LINE通知連携」は、飲食店向け予約/顧客台帳サービス「トレタ」で飲食店の予約を行った顧客に対し、「LINE」を使ったCRMを展開できる「トレタ」のオプションサービス。予約完了や変更などの各種通知メッセージ、リマインドメッセージの「LINE」での配信、友達追加の促進やアンケート・クーポンが掲載できる予約詳細画面の提供機能などを備えている。「トレタ」に登録されている顧客の電話番号と、「LINE」の登録情報を紐づけるため、飲食店が顧客と「LINE」で友だちになっていない場合でも、予約完了や前日確認などの各種通知メッセージを「LINE」で配信することが可能だ。

予約完了の通知メッセージ内のリンクから予約内容のキャンセルが行えるため、無断キャンセルの防止をはじめ、予約管理の手間の削減やミスの防止につながるとしている。通知メッセージをきっかけに、友だち追加の促進やアンケート・クーポン配布も行えるため、マーケティングにも活用が可能だ。


LINE通知メッセージから予約の確認・キャンセルできる

さらにLINE公式アカウント店舗向けパートナーの最上位「ゴールドランク」企業として1万4000件以上のアカウント保有実績を持つGMOコマースの「まるっとサポート!O2O LINE公式アカウント」を合わせて利用することで、日々の運用の手間を削減し、顧客との効果的なコミュニケーションが可能になるとしている。

昨今の新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や時短営業の要請を受け、飲食店の来店客数は大きく減少している。「トレタ」を利用する飲食店のうち、こうした状況においても安定した売り上げを維持している店舗の多くは、常連客に向けてテイクアウト・デリバリーの案内や、営業時間の変更などをこまめに発信するなどの取り組みを行っているという。このような背景から、コロナ禍において飲食店がファンや常連客を獲得し、安定した集客を実現するには、顧客とのコミュニケーション創出の重要性がますます高まっているとし、「トレタ LINE通知連携」の提供に至ったとしている。

GMOコマースは、実店舗やネットショップなど約3万店の集客をサポートしてきた実績とノウハウを活かし、システム開発と導入店舗へのサポートを担う。一方トレタは、「トレタ」の導入飲食店約1万店を対象に利用店舗の拡大に取り組んでいく。「トレタ」導入店を中心とした飲食店ネットワークに向け、O2O支援事業を展開するGMOコマースの強みを活かした販促サービスを順次提供していくとし、この度の「トレタ LINE通知連携」の提供を皮切りに、今後さらに飲食店におけるDXを推進するべく、集客促進・利益拡大に貢献していく考えを示した。





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