2021.05.01

「FABRIC STORE Plus」、生地のD2Cサイトをオープン

「FABRIC STORE Plus」ではバラエティーに豊んだ生地を選べる

植山グループ傘下の植山テキスタイルは、日本製の良質な生地を販売する自社ECサイト「FABRIC STORE Plus」を運営している。同サイトは3月9日、D2Cサイトとしてリニューアルオープンした。

自社工場で生産した生地を、有名デザイナーズブランドやアパレル企業に提供している。50cm単位という少量から良質な生地を購入できるのが同サイトの特徴だ。原料素材から紡績・染色・織布まで徹底的にこだわって製造したオリジナル生地を販売しているという。

植山グループでは、1948年の創業以来、アパレル関連製品の製造・販売を手掛けている。同社グループでは、米国・フランス・タイ・中国に拠点を置いており、世界20カ国以上と取り引きがあるという。

現在植山グループでは「FABRIC STORE Plus」以外に、アパレル関連のECサイトを四つ運営している。

「FABRIC STORE Plus」は2006年に開設した。当初は、自社の在庫を販売するためのサイトとして、別の名称で運営していたという。


リニューアルオープンした「FABRIC STORE Plus」

「当社ではこれまで、オーダーを受けた、世界中のアパレルブランドに対して、こだわり抜いた高品質な生地を供給し続けてきた。良質な生地をエンドユーザーに直接届けていきたいという思いから2021年3月、既存サイトをリニューアルし、生地のD2C販売サイト『FABRIC STORE Plus』をオープンした」(植山展行社長)と話す。

一般消費者への訴求を意識し、生地の質の良さやブランドメッセージが伝わりやすいデザインにしたという。

近年のアパレル企業は小ロット化が進んでおり、インスタグラマーなどが小規模なブランドを立ち上げることも増えている。小規模事業者からの「生地を少量から使いたい」というニーズにも対応していきたいという。

コロナ禍で増えている、「良質な生地を使って手芸を楽しみたい」という一般消費者にもアプローチしていくとしている。


「Fabric store’s shirt」をリリース

4月には、同サイトに、好みの日本製生地を使用して自由にシャツを製造できる機能「Fabric store’s shirt」を追加した。ここでは(1)サイズ(2)えり型、ボタンの種類といった仕様(3)生地の種類─の三つを選択するだけで、オーダーメードのシャツを製造できるという。受注生産商品であるため、発注から配送までに、約3週間かかるとしている。


「FABRIC STORE Plus」
https://fabric-store.jp/




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