2021.05.02

関西軽金属工業、ShopifyでECサイトを再構築 鍋の塗替が好調

山崎拓社長

キッチン用品や雑貨を製造販売する関西軽金属工業は2020年10月、ECサイトを再構築した。サイト作りには「ショッピファイ」を使用。従来よりも流通量が伸長し、鍋の表面を塗り替えるサービスの販売が好調だという。

同社は約8年前からモール出店で通販事業を展開していが撤退。自社サイトも並行運営していたものの、販路拡大の施策は行っておらず、これまでECには注力していなかった。その後、2019年秋に、再び「ベイス」を活用してネットショップを開設した。売り上げが伸びてきた2020年3月に新型コロナウイルスの感染が拡大。この影響により、「主力商材が思うように伸びなかった」(山崎拓社長)ため、改めてECを見直した。

情報収集も含め、2020年10月に「ショッピファイ」でECサイトを再構築した。現在、ECサイトでは、500アイテムを販売する。鍋の塗り替えサービスのほか、電気フライヤーの販売も好調だ。


販売好調な鍋の塗り替えサービス

同社は、従来から続けてきた実演販売を強みしている。コロナによって、実演販売ができなくなったため、実演販売で培ってきたことをECで展開。商品開発力に加え、コンテンツを強化したサイトに仕上げた。コミュニケーションを軸にしたサイト作りで、実演販売を通じて顧客を増やしてきた。

ECサイトには、展開する店舗やSNSから呼び込んでいる。SNSの活用で商品の認知度と販促効果を高めつつ、「店舗とECの垣根がないようにするため、SNSからも積極的に情報発信を行っていく」(同)。課題を分析しつつ、今後の販促を強化していく姿勢だ。

今後の販促は、ギフト需要の取り込みや店舗での受け取りサービスの展開も検討しているという。


「NABE STORE」
https://nabestore.com/




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