2021.04.23

「無印良品」、こども家具のサブスク開始 廃棄物の削減を目指す

「無印良品」を展開する良品計画は4月22日、「オーク材ベビーベッド」を新発売すると同時に、こども家具の月額定額サービスを開始した。日本国内の「無印良品」20店舗にて受付を行う。家具の循環により、廃棄物の削減を目指す。

このほど開始したこども家具の月額定額サービスは、「無印良品」のこども家具を大きな初期費用を支払うことなく、手ごろな月額定額料金で利用可能なサービス。月単位の契約で、利用期間に合わせて5つのパターンを用意。選択したプランの期間が満了した際には、「解約・返却」のほか、希望する利用者は買い取り料金を支払い、そのまま利用することも可能となっている。

対象となる家具は、「オーク材ベビーベッド」と、「無印良品」にて取り扱いを開始したストッケ社の子ども用ハイチェア「トリップ トラップ」と「トリップ トラップ ベビーセット」の3点。「オーク材ベビーベッド」月額定額利用は、「3カ月」プラン(6500円/月額・税込)から「18カ月」プラン(3000円/月額・税込)までの5プラン。「トリップ トラップ」は、「6カ月」プラン(2000円/月額・税込)から「18カ月」プラン(1300円/月額・税込)までの5プラン。「トリップ トラップ ベビーセット」「6カ月」プラン(450円/月額・税込)から「18カ月」プラン(290円/月額・税込)までの5プランがそれぞれラインアップする。

「オーク材ベビーベッド」は、従来の「ひのき材ベビーベッド」をリニューアルし、新発売したもの。「無印良品」では、「使う期間は限られているけれど、大切な赤ちゃんのために信頼できるベッドを使用したい」という顧客の声に応える試みとして、2015年に国産のひのきを使用した「ひのき材ベビーベッド」をデザイン。ひのき材の風合いは利用者に高く評価された一方、柔らかい素材のためキズがつきやすいという声も寄せらたという。そこでひのき材からオーク材に変更することで強度を増し、底板を加えることで収納ケースなどを乗せられる仕様に改良したベビーベッドを販売するとともに、月額定額サービスでの提供も開始した。

「無印良品」は、地球や時代へしっかり気を配り、くらしの基本となる商品やサービスを通して生活を簡素に美しく整えることで、社会でいま起きている様々な課題の解決を目指している。家具のなかでもこども家具は、必要な期間が短く、まだ使えるのに処分せざるを得ない場合もあるとし、廃棄物削減の取り組みの一環として、月額定額サービの提供に至ったとしている。このサービスを活用することで、こどもが成長し、ベビーベッドやチェアが不要になっても、利用者は家具の処分に悩む必要がない。契約終了後に返却された家具については、廃棄はせず、パーツ交換やメンテナンスを施し、改めて月額定額サービスに再利用することを予定。循環させることでゴミを減らす活動に繋げていくとしている。

また、「オーク材ベビーベッド」は、より多くの人に利用してもらえるよう、ホクソンベビー、ベビーリース、ベビーツーワンによるレンタルサービスも実施している。




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