2021.04.21

Morght、総額1億円超を調達 D2C寝具ブランド「NELL」の商品開発を強化

写真左から ANOBAKA 萩谷氏、Morght 土井氏、TLM 岡澤氏

D2C寝具ブランド「NELL」を展開するMorghtはこのほど、ANOBAKA、TLM、及び個人投資家複数名を引受先とする第三者割当増資及び借り入れにより、総額1億円超の資金調達を実施したと発表した。調達した資金を用い、さらなる顧客体験価値の向上のための商品開発を目指す。

2018年5月設立のMorghtは、D2C寝具ブランド「NELL」を展開。1年以上にわたる開発期間を経て、2020年10月に販売を開始した第1弾商品の「NELL マットレス」は、寝返りを科学し、からだの痛みにアプローチするマットレス。発売以来好評を得ている同商品は、2021年3月には月間で数百台の注文を得るまでに成長している。


「NELL マットレス」は月間数百台受注の人気商品

「NELL マットレス」販売数の増加に伴い、さらなる顧客体験価値の向上のための商品開発を目的とし、今回の資金調達を実施した。睡眠市場は既に1兆3000億円の規模があり、潜在市場も含めると5兆円の市場規模と言われている。今回調達した資金を用い、ユーザーの睡眠の質の向上により一層注力すべく、マットレス以外の寝具関連製品の研究開発や、睡眠に関わるデバイス開発に取り組んでいくとしている。また、製品の魅力をより多くの方に届けるための広告展開や、オフラインイベントによるリアルの場での体験機会の創出など、ブランド価値の向上に向けて積極的な事業投資を行っていく考えを示した。

資金調達に伴い、Morghtの土井皓貴代表取締役は、「睡眠は誰にとっても、毎日欠かすことができない大切な時間であり、日々の生活に与える影響はとても大きいです。しかしその質の向上のために『何とかしたいけど、何をすれば良いのかわからない』という方が、非常に多くいらっしゃることを感じます。その『何とかしたい』という気持ちを埋めるためには、まずは質の高い寝具を使うことから試してみてください」と話す。


Morght 土井皓貴代表

さらに、土井代表は「『NELL』は、D2Cという事業モデルを採用しています。そのメリットを最大限ユーザーに還元することで、既存企業よりも質の高い寝具を適切な価格で提供することが出来ています。現在、『NELL』の製品はまだマットレスのみですが、今回の資金調達を機に寝具製品のラインナップを拡充していきます。既に開発を進めている製品もありますが、どのアイテムにも決して妥協はせず、睡眠の質を向上させる寝具作りに真剣に向き合っています。新型コロナウイルス感染拡大の影響により家で過ごす時間が増えたことで、多くの人にとって一緒に生活する“モノ”を見つめ直す時間も増えたのではないでしょうか。その一端を担う私達は、睡眠の質の向上が日本経済を更に盛り上げ、活気を取り戻すために絶対に必要なピースだと信じ、『NELL』のブランドを強く、大きくして参ります」とコメントしている。

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