2021.04.17

「全国ネットショップグランプリ」最高賞は『よなよなの里』 本店サイトは初受賞、熱量伝わるコンテンツを評価

一般社団法人イーコマース事業協会(EBS)は4月10日、オンライン開催した「19周年記念イベント ネットショップカンファレンス2021」において「第13回 全国ネットショップグランプリ」の受賞店舗を発表。最高賞であるグランプリにヤッホーブルーイングが運営するクラフトビールの自社ECサイト「よなよなの里」を選出した。

ヤッホーブルーイングは「楽天市場」の「ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)」などECモールの表彰企画では数多くの受賞歴があるものの、本店サイトと呼ばれる自社ECサイトでの受賞は初めてだという。もの作りや商品の世界観への熱量が伝わる豊富なコンテンツが高い評価を受けた。

「全国ネットショップグランプリ」は、ECサイトのデザインや使いやすさを審査し、優秀なショップを表彰するイベント。旧「エビス大賞」を含め、2009年から年に1回開催しており、今回が13回目となる。審査基準は「アイデアのユニークさ、目新しさ」「一般の顧客ユーザー(利用者)への情報提供の適切さ」「各デバイスでのデザイン性の高さ・操作性、動作確認」。

今回は188店舗の応募の中からの予備審査を経て、1次審査で審査委員会が15店舗を選出。2次審査でEBS会員(会員数208)による投票を行い、最終審査対象店舗を絞り込む。最終審査 では学識経験者、ECメディアを交えた審査委員会にて、グランプリ1店舗、準グランプリ2店舗、特別賞として「ネットショップ担当者フォーラム賞」「日本ネット経済新聞賞」を選出している。


グランプリ「よなよなの里」の評価や受賞コメント


【グランプリ】「よなよなの里」

グランプリに輝いた「よなよなの里」には、審査委員から以下の評価コメントが寄せられた。


■PC、スマホ共にうまく表示されるようにデザインされている。特にスマホのグラスが2つずつ表示され、さらに一定時間経過すると自動移動する仕組みは、移動タイミングも良く考えられている
■PCは文字情報とビジュアル情報を組合せ、スマホはビジュアル情報を主体としてデザイン。そしてスマホは、ワンクリックして詳細情報へそして、ワンスクロールで購入画面へ移行できるストレスレスのインタフェイスが秀悦
■ショッピングサイトから感じられる躍動感とエンターテイメント性が非常に高く、思わず買いたくなる演出が随所に盛り込まれている
■「ブランディング」と「マーケティング」が共存する最強のサイト。商品もブランドも知らなかったとしても、何かしらのキッカケで当該サイトを訪れさえすれば、店頭で見かけた際には必ず1本は手に取るハズ。それくらい「引き込み力」がある



「よなよなの里」https://yonasato.com/ec/

ヤッホーブルーイングの望月卓郎氏は、「当社は20年以上ECを運営しており、ECモールでは何度か賞をいただいたことあるが、本店サイトが賞をいただくのは初めてのことでスタッフ一同喜んでいる。10年間続けてきたお客さまとのイベントや、世の中のクラフトビールブーム、5年程前から注力しているバックヤードの効率化などが受賞につながったと思う。現在のECサイトへのリニューアルは、3年くらい前にさこっち(ユウキノイン 代表取締役 酒匂雄二氏)から『よなよなさんは溢れるほど面白いコンテンツがあるのに、なんでそれを(ECサイトに)使わないんですか?』と言われた言葉がきっかけだった。EC業界の仲間のおかげで受賞できた。おかげさまで3年前と比べ、今では当時の4、5倍くらいのお客さまがサイトに来ている。ECだけじゃない、ビール会社として世の中に伝えたいことが少しは伝えられるサイトになったかなと思っている。これで終わりではなく、今年7月にさらなるサイトリニューアルを予定している。今、すごい伸びているサブスクリプションのサービスを大幅にアップグレードする予定だ。その姿も皆さんにお見せしたい」と受賞コメントを述べた。


ヤッホーブルーイング 望月卓郎氏

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事