公益社団法人日本通信販売協会（JADMA）は5月、通販の基礎が学べるオンラインセミナーを開催する。通販業務に就いて間もない新人や新任担当者、通販事業への参入を検討している企業の担当者向けに、2日間で大まかな業界動向を把握することができる研修講座となっている。
JADMAの調査結果や、通販に関わる法令について分かりやすく説明するほか、顧客対応のポイントや通販の企業事例を交えながら解説する。受講対象者は、通販業務経験が3年以内の新人、新任担当者で、Zoom（WEB会議サービス）でのオンライン受講が可能な人。
通信販売は、消費者に商品やサービスを販売する上で、もはや必要不可欠な販売手法。通販を行うために特別な資格・免許は必要ないので、通販を始める企業は年々増加している。JADMAの調査によると、通信販売の市場規模はここ10年で約2倍に拡大している。
しかし、通販事業を安全かつ効率よく進めていくには、ポイントとなる業務についての知識や関連する法規制についての知識を身に着けておくことが必要。JADMAでは、こうした基礎的な知識の習得を目的に、新任担当者や経験の浅い担当者、通販参入を検討している企業の担当者を対象にした「通信販売基礎講座」を開催している。
講座内容は次の通り。
【「通信販売基礎講座2021（オンライン）」の講座内容】＜5月27日＞
・9:45 受付開始
・10:05～10:55 「日本の通信販売の現状・概論」
公益社団法人日本通信販売協会 事務局長 三浦千宗氏
・11:05～12:20 「通信販売に関する法律知識」
AZX綜合法律事務所 弁護士 増渕勇一郎氏
・12:20～13:30 昼食休憩
・13:30～14:10 「メーカーリピート通販の概要とコールセンターの役割」
フジッコ㈱ 通信販売事業部長 平岡健治氏
・14:20～15:00 「世田谷自然食品の通販事業の取り組みについて」
㈱世田谷自然食品 事業開発担当部長 池田昌弘氏
＜5月28日＞
・9:45 受付開始
・10:05～10:55 「通信販売の顧客対応について～通販110番に寄せられる相談事例からみた留意点～」
公益社団法人日本通信販売協会 消費者相談室長 石川博康氏
・11:05～12:20 「景品表示法の概要―広告表示に関するチェックポイント―」
公益社団法人日本通信販売協会 調査役 植木正樹氏
・12:20～13:30 昼食休憩
・13:30～14:10 「お客さま満足向上のためのコミュニケーション」
元アサヒグループ食品 お客様相談室室長 田中美津子氏
・14:20～15:00 「日本の前掛けを世界に！通販で顧客をつかむポイント」
㈲エイジング 代表取締役社長 西村和弘氏
◆参加費（税込・1人）
JADMA正・賛助会員、ジャドマ倶楽部メンバー 1万2000円
一般 2万2000円
参加費にはアーカイブ配信【期間：2021/6/7AM11:00～6/14PM5:00】が含まれる。
◆申込締切 5月20日（木）、ただし定員（200人）に達し次第、申込を締め切る。
詳細は
https://www.jadma.or.jp/seminar/kiso/kiso2021/
