2021.04.15

高島屋、EC売上は前期比60%増 総菜・弁当が2.4倍増に

高島屋の2021年2月期(通期)のEC売り上げは、前期比60%増の297億円となった。コロナ禍での外出自粛が続く中で、生活を豊かにするニーズが高まった。特に伸長が目立った総菜・弁当カテゴリーのEC売り上げは同139%増を記録。EC全体の新規利用者は前期比85%増となった。
 
前期のEC事業について「緊急事態宣言下での外出自粛や巣ごもり消費の影響もあり、非常に好調に推移した」(広報・IR室)と話している。
 
歳暮、おせち、クリスマス、バレンタインにおけるEC需要も前年を大きく上回った。歳暮のEC売り上げは同35%増、おせちは49%増、クリスマス関連は77%増、バレンタイン関連は132%増になったという。バレンタインは2回目の緊急事態宣言発令のタイミングと重なったため、伸長が特に目立った。
 
コロナ後、オンライン北海道展など、百貨店の強みである物産展をオンラインでも開催し、ライブコマースも積極的に行った。新規顧客の入り口になったとみている。




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