2021.04.15

近鉄百貨店、EC売上76%増の22億円 化粧品は2.5倍の伸長に

近鉄百貨店の2021年2月期(通期)の国内EC売り上げは、前期比76%増の約22億円となった。このうち、化粧品のEC売り上げは前期比2.5倍に伸長した。「巣ごもり消費」の影響のほか、ウェブ上の物産展企画、自家需要向けの「近鉄のプレミアム冷凍食品」といった新たな取り組みが寄与したとみている。
 
昨年12月から開始している百貨店の売り場の商品を電話注文できる「でんわdeオーダー」の利用状況がここまで活発だ。「想定を上回る売り上げ」(広報)としている。
 
化粧品はリピート商品の受注が多かったとみている。前期はブランドの拡充などにも取り組んだ。
 
バレンタイン関連のEC売り上げは同2.7倍に伸びた。おせちのEC売り上げは同51%増となった。
 
越境ECの売り上げは前期比約3倍の約36億円となった。コロナ禍の前、インバウンド消費による年間売り上げは約240億円だった。インバウンドの落ち込みをカバーしてはいないが、「下支えになる規模になってきている」(同)とみている。



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