2021.04.09

ニューロープ、ファッションAIと10万件のコーディネートを活用したスタイリング提案をファッションEC「MAGASEEK」に提供

ファッションAIを提供するニューロープは4月8日、マガシークが運営するファッションEC「MAGASEEK」に、ファッションAIとコーディネート画像の提供を開始した。コロナ禍でECの需要が高まる中、リアル店舗でショップ店員が実施する「スタイリング提案」をオンラインで実現することで、ECでの買い物の利便性、楽しさの向上を図る。

今回の取り組みでは、ニューロープが運営するファッションスナップのメディア「#CBK(カブキ)」と「MAGASEEK」を連携。「#CBK」は、Instagramを中心に活躍するファッショニスタ400人以上と連携し、10万枚に及ぶ多彩なコーディネート画像を蓄積しているファッションスナップメディアで、本連携により「MAGASEEK」は、インスタグラマー等が日々投稿している「#CBK」内のコーディネート画像をスタイリング提案に活用できる。

さらにニューロープが提供する、ファッションに特化した画像解析AI「#CBK scnnr(カブキスキャナ)」で「MAGASEEK」の取り扱い商品画像を解析。商品に似たアイテムを取り入れたコーディネート画像をピックアップし、スタイリングとして提案することで、アイテムを着こなすイメージを膨らませ、購入の意思決定の後押しや複数アイテムの「コーデ買い」を促す。


利用イメージ

「#CBK scnnr」は、ファッションスナップを解析し、カテゴリー・色・柄・素材・丈感・ディティール等をタグ付けする人工知能で、タグの種類は600以上。新しいファッションキーワードにも対応し、画像検索、パーソナライズ、来店客分析、トレンド分析など様々なシーンに適用できる。

これらの機能により「MAGASEEK」のユーザーは、商品画像上の「おすすめコーデ」ボタンをタップし、商品画像内から気になるアイテムを選択すると、『#CBK』で参考となるコーディネート画像をチェックできる。コーディネート画像の詳細ページで、スタイリングアイテムに似た「MAGASEEK」の販売商品を選択すると、商品詳細ページを表示することができる。

小ロット多品種、シーズン性のある商品を扱うファッションECにおいて、商品一つひとつのコンテンツ作成にかけられるコストには限りがあるため、多くのファッションECは、コンテンツの問題に直面しているという。「MAGASEEK」は「#CBK」との連携により、「#CBK」の持つコーディネイト画像を用いることで、この課題の解決を図るとしている。

ニューロープは、今後もファッションAIとコンテンツ提供により、ファッションEC・ブランド・リテール・メディアの課題解決を目指す考えを示した。




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