2021.04.08

【インタビュー】オプスデータ 中野賀通社長「地域課題解決するサブスク、出足好調」

オプスデータ 中野賀通社長


商品だけあればD2Cできるモデル


――「WAKEAU」で、どのように地方を支えることができるのか?

最初に取り組む市場として、一次産業に近い食品領域に目を付けた。どんなサービスを実現すべきかを検討した結果、「商品だけあればD2Cができるプラットフォーム」を構築することにした。エイジアにいたころは、総合通販の大手企業にコンサルティングをしており、テモナでは多くのサブスクを支援してきた。われわれの知見や強みを生かすことで、地域の魅力を詰め込んだ「お楽しみBOX」を定期販売するビジネスを構想した。サブスクのため、購入者と何度も接点を持つことができる。コト消費に誘導したり、町おこしに参加してもらったりすることも可能になる。


地域産品を詰め込んだBOXをお届け

地域をパッケージング化するので、その地域が一丸となって取り組むことができる。商品供給力のばらつきがあっても補い合うことができる。ストック型のビジネスモデルにすることで商品の力、地域の魅力が可視化されていく。先々の収益が見えてくるので、高齢の生産者が後継者を見つけやすくなったり、銀行から借り入れしやすくなったり、ブランディングしやすくなったりとチャンスが広がる。

商品を集約するセントラルセンターをその地域に作れば、雇用を創出することもできるだろう。セントラルセンターの運営は、地場の企業やスタートアップにフランチャイズしてもいい。

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