クラウド型在庫管理システムのリーディングカンパニーであるロジザードは3月、提供するクラウド倉庫管理システム(WMS)「ロジザードZERO(ゼロ)」に自律走行ロボット(AMR)との連携基盤を構築した。AMR連携基盤を構築したことで、AMR各種の導入期間を短く、開発コストを抑えて提案することを可能した。
AMRは、倉庫内での人が「棚まで歩く」「物を運ぶ」動作を減らすことができる。他の物流ロボットと比べて、導入にあたっての物流現場の工事が少なく、既存レイアウト、既存オペレーションに組み込めることがメリット。ロジザードは、このメリットが日本の市場と合うと考え、連携基盤の構築に至った。
AMR「PA-AMR」ロジザードが考えるAMRのメリットは以下の通り。
・人が「棚まで歩く」「物を運ぶ」動作の削減による、スタッフの負担軽減
・他のピッキングロボットに比べて導入ハードルが低い
・ラックが可変、1ラックでのシングルピッキングからマルチオーダーピッキングに対応
・ピッキング検品が可能
物流現場に合った提案ができるよう、今後も物流ロボット連携を積極的に進めていく。物流の効率化という視点で、物流ロボットの他にもRFID、封入封かん機との連携、受注管理システム(ECサイト一元管理システム)との自動/API連携にも取り組んでいる。
「ロジザードZERO」は2012年9月に販売を開始した自社開発のクラウド倉庫管理システム。顧客に寄り添い1社1社丁寧に導入支援を行うサービス会社としての姿勢が評価され、既存ユーザーおよび業界周辺企業による紹介・口コミを中心に実績を伸ばしてきた。
BtoC物流からBtoB物流まで幅広い業態・商材を管理できる柔軟性があり、周辺システムとの豊富な連携実績、導入まで最短1カ月のスピード感、365日電話対応のサポート体制などが評価されている。国内外のメーカー・EC事業者・3PL事業者に利用されており、1334現場(2020年12月末現在)で稼働中。WMS業界において圧倒的なトップシェアとなっている。
ロジザード
https://www.logizard.co.jp/