2021.04.01

イー・ロジット、ジャスダックに上場 調達資金は物流施設に投資

EC事業者の物流支援を手掛けるイー・ロジットは3月26日、東証ジャスダック市場に上場した。初値は1995円で公開価格(1500円)を33%上回った。株式の新規発行による調達資金は、新規フルフィルメントセンター(FC)や既存FCの設備投資、運転資金などに充当する。
 
イー・ロジットは普通株式54万株を発行。さらに、いちよし証券を割当先とする3万3200株の第三者割当増資を行う。
 
株式の新規発行による手取り概算額約7億2200万円および、第三者割当増資による手取り概算額の上限約4500万円を合わせた手取り概算額は約7億6700万円。
 
調達資金は、FCの設備投資および差入保証金として約4億2500万円、今年1月に稼働した千葉の習志野FCの運転資金に2億2500万円を充当する予定。
 
イー・ロジットが提供する通販物流事業は、商品の保管や流通加工、梱包、発送などの「物流代行サービス」、商品の撮影、受注処理、カスタマーサポートなどの「運営代行サービス」、物流現場の改善といった「物流コンサルティングサービス」などとなっている。
 
2020年3月期の業績は、売上高が83億8500万円、営業利益8400万円、経常利益1億200万円、当期純利益は7600万円だった。2021年3月期の業績予想は売上高が106億3100万円、営業利益2億1100万円、経常利益2億1600万円、当期純利益1億3200万円を予想している。



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