2021.04.01

サントリーウエルネス、初の売上1000億円超え 営業益は1.1%増の133億円

主力の「セサミンEX」(写真左)と機能性表示食品「オメガエイド」が売り上げをけん引


【記者の目】ネット広告へ軸足移す

サントリーウエルネスは、健康食品や化粧品の広告を出稿する媒体の軸足を、オフラインからウェブへと移しているようだ。インフォマーシャルの調査会社であるハニーマスタードのデータによると、2020年1年間のサントリーウエルネスのインフォマーシャルの放送分数は、2019年比で18.4%減の4万8943分だった(※参照)。

2019年は年間3000分以上放送した「セサミンEX・ロコモアセット」について、2020年9月以降は、インフォマーシャルの放送を行っていないことも分かった。ハニーマスタードの山篠暁博社長は、「サントリーウエルネスは、間違いなくウェブ広告の出稿を増やしている」と話している。

サントリーウエルネスが、オフライン広告の出稿を抑えつつ、売り上げを伸ばしている背景には、ウェブ広告の出稿量の増加があるとみられる。定期購入の顧客の定着も進んでいるようだ。

※調査方法…データは、BSや地方局など55のテレビ局で放送した、セサミンEX・ロコモア・エファージュ・オメガエイド・DHA&EPA+セサミンEXの5商品のインフォマーシャルの合計放送分数から算出した。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事