2021.03.31

ピアラ、セルフエステスタジオ展開するボディアーキ・ジャパンに投資 資金とマーケティングで成長を支援

ピアラは3月29日、連結子会社であるピアラベンチャーズが運営するファンド「ピアラベンチャーズ1号投資事業有限責任組合」が、ボディアーキ・ジャパンに投資を実行したと発表した。店舗数の増加や認知度拡大、新規会員獲得のためのマーケティングサポートなどにより、企業成長の最大化を図る。

「ピアラベンチャーズ1号投資事業有限責任組合」は、近年市場が拡大しているヘルスケア、ビューティ、食品等の領域の成長が見込める国内の非上場事業会社や、当該事業会社が行う事業の市場拡大に貢献する周辺の事業領域において、成長が見込める企業等への投資を目的に2021年3月8日設立したファンド。この度1号投資案件として、ピアラがマーケティング支援を強化している事業領域であるヘルステック、ビューティテックにおけるサービスを展開するボディアーキへの投資を決定・実行した。

ボディアーキは、サブスクリプション型の女性向けセルフエステの運営等を行っている企業で、現在全国で27店舗を展開している。従来型のエステは、施術費が1回2万~3万円と高額で、かつコース契約で事前に決済することが多く、エステティシャンによる施術が主流だった。一方ボディアーキは、最先端のエステマシンを自身で操作し、自身で施術を行う新形態のエステとなる。


店内の様子

全室個室で、インストラクターによるエステマシンの使い方動画を見ながら、気になる部分に徹底的にアプローチでき、力加減も好みに合わせて調節が可能。受付も自身でタブレットを用いてチェックインするため、入店から退店まで他人の目を気にする必要がない。さらに会員に向けの遺伝子解析サービスの無料提供、体組成計InBody(インボディ)の全店に導入など、様々な特典・コンテンツを用意。料金やコースに関しては月額1万円~の通い放題。4種類のコースから自身のライフスタイルやペースに合わせて選択でき、コストパフォーマンスと効果を重視する女性達のニーズを満たしている。

こうしたボディアーキの強みに加え、ピアラが保有するヘルスケア、ビューティー食品領域に特化した800社以上のデータやマーケティングのノウハウを活かすことで、さらなるポテンシャルと成長の加速化が見込めると考え、投資の実行に至ったとしている。

昨年からの新型コロナウイルス蔓延に伴い、対面での接触や接客が急激にデジタルへシフトチェンジしている今、以前から非接触型のスタイルを確立し、店舗数や売り上げを伸ばしてきたボディアーキの需要は、今後ますます高まるであろうと考えられるとし、ボディアーキの更なる店舗数の増加や、認知度拡大、新規会員獲得のためのマーケティングサポートを行っていく予定としている。

ピアラベンチャーズでは、品質の高い商品や良いビジネスモデルを持ちながらも、マーケティング活動に資金をかけられず機会損失となっている中小企業やスタートアップ企業の発掘及び、成長資金の供給支援を推進している。⠀この資金援助に加え、ピアラが設立以来蓄積してきたマーケティング支援におけるノウハウや独自の悩みデータ用いて、投資先に対するマーケティング活動の最適化を行うことで、企業成長の最大化を目指す。引き続き、投資家を募り、ファンドの資金を増やしつつ、新たな投資先の発掘・支援を行うとしている。



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