2021.03.31

「駿河屋」のエーツー、RCカーやミニカー製造の京商を子会社化 「KYOSHO」ブランド生かし世界進出を図る

中古アニメ・ホビー業界で知られる「駿河屋」を運営するエーツーは3月25日、新生レンブラントパートナーズ1号投資事業有限責任組合から、京商の全株式を取得した。京商の子会社化により、商品開発や販売促進などでの連携、海外向けの認知度の向上を見込むとしている。

エーツーは、インターネット通販「駿河屋JP」を旗艦事業とし、創業24年目を迎えるベンチャー企業。新品・中古商材を取り扱うメディアリサイクル事業を展開する。「駿河屋」「ブックマーケット」「エーツー」などの屋号にて、直営及びFCでの実店舗展開も行っており、店舗数は2021年2月末日時点で直営店32店舗。加盟店舗数81店舗を数える。主にゲームソフト、CD、DVD等のメディア商材を中心に、近年ではアニメ雑貨、プラモデル、ミニカー、フィギュア、トレカなどのホビー系商材を主力商品として取り扱っている。

一方、京商は、1963年創業のRC(ラジオコントロール)モデルを主に製造・販売する老舗企業。上級者用RCモデルから初心者向けホビーや車メーカー仕様のミニチュアカーまで手掛け、「KYOSHO」ブランドとして世界中に愛好者を持つ。両者の資本提携により、駿河屋が持つ500万件以上のビックデータを生かした商品開発や販売促進などでの連携が可能となり、ホビー商材の取扱い強化や販売面での利便性向上など、エンドユーザーへの還元が期待されるとしている。

今回の京商の子会社化の背景には、「KYOSHO」が持つブランド力を活用した、海外向け認知度の向上も見込んでいるとし、今後海外に向けて事業を展開していきたいと考える「駿河屋」にとって、大きな足掛かりとなる買収だとしている。




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