2021.03.29

東栄新薬、露地栽培アガリクス「KA21株」 経口摂取で多様な美容効果

【マウス試験による発毛効果の評価】

抜け毛改善効果も確認

KA21の経口摂取により、抜け毛改善効果や発毛促進効果が得られることも、ヒト臨床試験や動物試験により確認している。

東京薬科大学と共同で発表したヒト臨床試験では、KA21株1日1.5グラムを12週間摂取させたところ、6週間目、12週間目において、抜け毛の有意な改善が確認されたという。

発毛促進作用については、動物試験で確認している。実験では、3種の壮年性脱毛モデルマウス各6匹と、1種の薬剤性脱毛モデルマウス6匹をそれぞれ①標準飼料給餌群 ②露地栽培アガリクス3%含有飼料給餌群 ③ハウス栽培アガリクス3%給餌群――に分け、各給餌飼料を与えた。体毛の一部を剃り、その後の発毛を評価した。

その結果、壮年性脱毛モデルマウスの露地栽培アガリクス給餌群では、標準飼料給餌群に比べて発毛個体数比率が上昇。発毛促進効果が確認された。

薬剤性脱毛モデルマウスにおいても、露地栽培アガリクス給餌群で発毛率の強い促進が確認された。ハウス栽培アガリクスの給餌群では同様の効果が確認されなかった。全マウスの結果を栽培条件別で分析したところ、露地栽培アガリクス給餌群では、ハウス栽培アガリクス群を上回る発毛率が確認された。

これらの結果から同研究では「露地栽培アガリクス(KA21株)には脱毛状態を改善することでQOLの向上が期待される」と結論づけている。

同社では、同素材と、発毛・育毛に関する国内特許成分(大豆イソフラボンとカプサイシン)を配合したヘアケアサプリを小ロットからOEM供給している。

育毛以外にも、冷え症・疲労感の改善などの体感が得やすいといい、平均リピート回数が11回と極めて多いのも、同素材配合の育毛サプリの特徴だという。
同素材配合のヘアケアサプリは、育毛クリニックなどにも採用されており、国内外で順調に市場が拡大しているという。




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