2021.03.25

【Repro 中澤伸也取締役CMOに聞く】 既存顧客のLTV向上が鍵


世界66カ国7300件以上のサービス導入実績を持つReproは、各種通知配信を最適化するカスタマーエンゲージメントプラットフォーム「Repro(リプロ)」を運営している。マーケティング分野で豊富な実績を持つ、同社の中澤伸也取締役CMOに話を聞いた。


――「Repro」とはどんなサービスか?


各種通知の配信を最適化できるプラットフォームサービスだ。ECや実店舗での購入・行動履歴を元にサイト・アプリ内のプッシュ通知やメール配信などを最適化できる。プッシュ通知を打ち過ぎたり、顧客の関心が薄い通知を一斉配信したりすると、顧客の離脱につながる。「Repro」では、こうした不要なコミュニケーションをなくし、企業と顧客のつながりや関係性の強化することができる。結果的に購入回数・購入単価の向上などの実績につながる。
 
――コロナ禍のECで気を付けるべき点はあるか?
 
コロナ禍においては、CPAが急速に悪化しており、フロー型のマーケティングにも限界が見受けられる。「いかに既存顧客のLTVを上げていくか」という観点で取り組んでいくことが重要だ。EC企業がLTVを高めるためには、『伴走』と『パーソナライズ感』を演出することが大切だと考えている。「Repro」を導入すれば、顧客のタイミングに合わせてアプローチを行うことができる。コミュニケーションのパーソナライズ化が可能になる。
 
――導入企業の事例を教えてほしい。
 
大手でいうと、「Repro」は、ファンケルのスマートフォンアプリにも導入されている。年代や性別などで配信内容をセグメントし、個々のユーザーに適したタイミングと頻度で通知を配信するようにしたところ、同アプリのアクティブユーザーは約3倍に増加した。売り上げも大幅にアップするなど、実績に結びついている。





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