世界最大級の高級時計専門マーケットプレイス「Chrono24（クロノ24）」を展開するChrono24は3月22日、「Chrono24」において時計を販売する日本国内の販売業者が100社に達したと発表した。オンラインにおける高級時計の販売需要の高まりを受け、日本の販売業者の出品数も前年比40％と増加している。
「Chrono24」は、ドイツに本社を構えるChrono24が運営する高級時計専門のオンラインマーケットプレイス。毎月約900万人（2020年12月現在）が訪問し、2020年の年間取引高は約20億ユーロを達成した。現在100カ国以上から3000以上の販売業者および、3万人以上の個人販売者から、およそ50万点の時計が出品されており、このほど日本の販売業者数が100社に達した。
新型コロナウイルスの影響が続く中、オンラインで高級時計を販売する需要が高まったことを受け、「Chrono24」における2020年の日本国内の販売業者の出品数は前年比約40％増加。今年は出品数において世界第5位となっている。
「Chrono24」は、新品からヴィンテージまで網羅した高級時計のラインナップを揃えており、「買い手保護制度」により信頼のおける環境での売買が可能という特徴を備える。世界各国の全ての時計好きの“Home”になることを目指し、日本のユーザーにも安心、信頼して利用してもらえるよう今後もサービスを展開していくとしている。
日本の販売業者100社達成に伴い、販売業者からのコメントも紹介している。
＜販売業者のコメント＞
【GMT】
精密かつ高額な製品である腕時計を海外のお客様に安心安全にお届けする場を「Chrono24」にご提供いただいております。越境販売にとても有効な決済手段を提案していただけているだけでなく、取引のなかで発生するイレギュラーな事象に対しても迅速に対応いただけるため、買い手と売り手の双方にとって安心して取引できる環境が実現しています。「Chrono24」がなければ、時計の越境販売はもっと先になっていたかも知れません。渡航が難しい現状で、「Chrono24」は海外のお客様にアプローチする際にとても役に立ちました。「Chrono24」を利用されるお客様は本当に時計好きな方が多いように感じます。時計が好きで楽しんで購入される世界中のユーザーに、このような状況下でも広く時計をお届けできたのは本当に良かったです。
【JEWELLIX】
「Chrono24」は、海外のエンドユーザーと仕事が出来る唯一の環境です。趣味趣向が日本と海外では異なるため、沢山の国々の価値観に合わせた商品を販売する事が出来ています。コロナ以前は来日する観光客や店舗の周囲に住む地域のお客様への腕時計の販売が主要な事業でしたが、コロナ禍で「Chrono24」を利用したことで、海外のお客様と非対面で販売活動が行えたことはとても重要でした。特にリアルタイムで取引きを進められる感覚が対面販売に近いため、価格だけに左右されるようなECプラットフォーム等より緊張感をもって販売できました。
【エルオクロック】
商品販売後のアフターサービスでの売上も重視しているため、コロナ前まではリピートでの来店を含めて実店舗での接客販売に重点を置いてきました。しかし、来店自体が難しい状況の今は、ネット販売での売上げ、特に「Chrono24」のような国内需要だけでははく海外へのルートがある販路は重要性が高まりました。
