アダストリアは3月19日、ECサイト「.st（ドットエスティ）」において、動画を使って商品紹介やイベント紹介を行うショートビデオ接客を開始した。ショップスタッフと顧客の新たなコミュニケーションの場を提供する。
「.st」は、「GLOBAL WORK」「 niko and ...」など30ブランドが集結したアダストリアの公式ファッションWebストアで、オンライン接客ツール「ザッピング」を導入し、ショートビデオによる接客をスタートした。商品紹介に加え、コーディネートや着こなしテクニック、イベント情報など、さまざまな情報をショップスタッフが自ら撮影・編集・投稿する動画で分かりやすく伝える。また、次々に連続再生されるビデオの中から「予期せぬ商品に出会う」という、店頭さながらの買い物の楽しみも体験できるとしている。
今回導入した「ザッピング」は、FANATICとJolly Geneが運営するWebサイトやECサイト上にショートビデオを掲載できるオンライン接客ツール。誰でも簡単に動画をアップすることができ、ECサイトの商品ページや特集ページ等へのリンクを動画上に簡単に埋め込むことが可能だ。動画ごとの閲覧、リンクへの遷移状況を投稿者別に可視化でき、スタッフの目標管理や評価、隠れた才能の発掘にも活用できるとしている。
「.st」ではこれまでも、ショップスタッフがスタイリングを投稿する「STAFF BORD（スタッフボード）」や、SNSのライブ配信によるオンライン接客等を通じ、顧客との接点を増やしてきた。新たな生活様式の広まりとともにEC利用の機会がますます拡がりを見せる中、ショートビデオ接客を顧客との新たなコミュニケーションの場にすることで、人と人の繋がりを感じるプラットフォームを提供していきたいとの考えを示した。
今後もオンラインでファッションを楽しんでもらうための新たなサービスを拡充し、顧客や取引先とともに新たな時代のライフスタイルを創造していくとしている。
