2021.03.12

【インタビュー】 イメージデザイン 田中利和社長「EC向け動画配信でノウハウを共有」

ユーチューブ動画「教えてタック社長」の配信を開始



複数のネットショップを運営するための受注管理や在庫管理などを一元化できるシステム「楽々通販2」を提供するイメージデザインはこのほど、ネットショップ運営者を対象に、マーケティングノウハウをテーマにしたユーチューブ動画「教えてタック社長」の配信を始めた。週2回の配信を予定し、田中利和社長がこれまで培ってきた運営ノウハウを1回15分ほどの内容にまとめる。楽天SOYを受賞した複数店舗を手掛ける田中社長に、動画配信を開始する狙いや背景、ネットショップが抱える課題について聞いた。


――ユーチューブ動画配信を始める理由は?

ショップ構築やリニューアル・楽々通販2の導入にあたり、さまざまなEC企業の経営者の考えや商品、運営の状況をヒアリングしている。その中で、私の役割はヒト・モノ・コトの可能性や企業の可能性を引き出すことだと考えている。

コロナ禍で、ウェブサイトがあるのにきちんと運用しきれていない企業も多く見てきた。例えば、10年以上ネットショップを運営しているが、基本的なこともできていないことから伸び悩んでいた。

不振の背景には、ある商品をページだけ一通り作成し出品。広告を出稿すれば勝手に売れるのではないかという勘違いも見受けられた。その結果、モチベーションも低下し、どう運営したらいいかわからないといった経営者がたくさんいた。

こうしたケースには、自分たちの強みを引き出してあげて、引き出すためにマーケティングの理論をていねいに説明しながら、手ほどきすることが重要だと感じている。一度は聞いたことがある考え方でも、きちんと理解して実行に移すことができている人は少ない。考えることよりも売ることが優先されてしまうこともあった。
 
――動画ではどのような内容の配信を想定しているのか?

マーケティングの基本的な考え方である、①マーケティング分析の基本フレームワークの紹介②会計を利用した戦略③SNSの活用4コンテンツマーケティングの活用――などを予定している。
 
――何でも外部に任せればいいという考えも多い。

ネットショップにありがちだが、サイトの運用を外部に任せきりになるケースも見られる。確かにプロに任せる手もあるが、最低限の知識すら理解していない経営者が多すぎる。コミュニケーション不足や、やりたいことのコアな部分をきちんと伝えることができないまま、プロに任せていては結果的に成果が出にくい。

ありきたりではない部分を掘り起こせるからこそ、他社との差別化ができるし、売れるサイトになる。こうした課題を解決するためのきっかけになるようなコンテンツを配信していきたい。


YouTubeチャンネル:「教えてタック社長」
https://www.youtube.com/channel/UC4AsGf7zPfC2GHhI6pDHdxw

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