2021.03.10

ポケットマルシェ、東北被災3県の食材が毎月3種届く新アソートサービス ブランド豚やホワイトアスパラなど

生産者と消費者をつなぐ産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営するポケットマルシェは3月5日、東日本大震災で被災した東北3県の食材が毎月順番に届く食材アソートサービス「東北3県『推しに出会える』定期便」の販売を開始した。東日本大震災から10年というタイミングで展開する「東北応援プロジェクト」の一環として、東北の魅力を発信し、同社代表が提唱する「関係人口」の創出を目指す。

【<画像6点>肉や野菜など生産者の顔が見える食材はこちら】

「東北3県『推しに出会える』定期便」は、岩手県・宮城県・福島県の複数の生産者の食材を詰め合わせ、2021年4月~6月の期間中、毎月届けるセット商品で価格は4800円(税込・送料別)。限定100セットの販売となり、申し込み期間は3月25日までとなっている。

4月に岩手、5月に宮城、6月に福島の食材を届ける予定とし、4月の「お届け予定の食材」には、岩手県の「柿木敏由貴さんの短角牛 バラスライス焼肉用 150g」「高橋誠さんの白金豚 モモブロック 500g」「馬場淳さんの冷凍ホワイトアスパラガス 5本」がラインアップする。5月の「お届け予定の食材」は、宮城県の「臼井壯太朗さんの極上天然まぐろ100%のたたき 250g」「佐藤裕美さんの赤豚のカタ切り落とし 250g」「柴田修司さんの冷凍いちご 500g」。6月は福島県の生産者の食材(詳細は未定)となる。

また、購入特典として、届いた食材の生産者と直接話すことのできるZoom交流会に参加が可能。Zoom交流会は、商品発送日から1週間以内での開催を予定しており、生産者に食材のおいしい食べ方を質問するといったコミュニケーションが可能だとしている。

ポケットマルシェは、岩手県議会議員を務めていた高橋氏が、東日本大震災の被災地で、被災生産者と都市からボランティアで訪れた消費者が直接つながることによる「共助」の関係性構築を目にしたことがきっかけで創業した企業。生産者のストーリーを長年発信し続けており、東北の被災生産者の10年をより多くの人に伝え、生産者と消費者が直接つながることでさらなる「共助」の関係を生む場を作るべく、震災から10年が経った今、「東北応援プロジェクト」を実施している。

「東北3県『推しに出会える』定期便」は、この「東北応援プロジェクト」の一環であり、東日本大震災からの10年間、困難に立ち向かってきた東北の魅力を伝えるべく開始したとしている。通常「ポケットマルシェ」では、生産者から食材を直送している。一方本サービスでは、ヤマト運輸の営業倉庫に食材を集約し、詰め合わせ・梱包を行うことで、複数の生産者の食材を一度に消費者の元へ届けられるようになるとしている。様々な東北の食材・生産者に、手軽に触れる機会を設けることで、消費者に「食」から東北の魅力を実感してもらうことが狙いだとしている。

また、代表の高橋氏が提唱した、地域と多様な形で関わる「関係人口」の創出を意図し、ただ商品を購入するだけではなく、Zoom交流会を通じて購入者が生産者と直接やりとりできる仕組みも導入。コロナ渦の今、まずはオンラインで言葉を交わして産地や生産者の魅力を知ることが、今後現地に足を運ぶきっかけとなることを期待したいとしている。


「東北3県『推しに出会える』定期便」
https://poke-m.com/stories/1665

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