2021.03.10

「ぶっちゃけShopifyってどう?」Shopifyアプリでヒット飛ばすハックルベリー安藤CEOに聞く

ハックルベリー 安藤祐輔CEO


定期購買アプリは10日間で100件導入


――最新の「定期購買」アプリの魅力は?

「Shopify」が昨年10月に「サブスクリプションAPI」という定期購買に関わるAPIを大幅にアップデートした。このAPIに対応した「定期購買」アプリとしては日本で初めてのアプリになる。「Shopify」もこのAPIに対応したアプリの実績がまだなかったため、審査にも時間がかかった。

このアプリは、フィードフォースと一緒に提供している。日本の定期購買商習慣に応じたマーケティングやCRM機能を追加していく計画だ。

リリースからわずか10日で100インストールを突破し、手応えを感じている。事業者からの反応もよく多くの要望をいただいている。事業者の要望や利用実態に合わせ、すでにインストールをしていただいた事業者および4月30日までにインストールをしていただいた事業者に機能アップデート投票参加券をプレゼントするキャンペーンをはじめた。よりよいアプリにアップデートしていきたい。

――アメリカでは「Shopify」アプリの構築だけでビジネスが成立すると言うが、日本でも可能なのか?

日本の市場規模でアプリ単体でビジネスを成り立たせるのは難しいかもしれない。ただ、当社の場合は、アプリ単体でも充分、ビジネスが成立すると思っている。というのも、「Shopify」店舗からフィーをもらう形ではなく、決済ベンダーのようなモデルで成果課金(トランザクション課金)をしていくようなモデルなので、これは成り立つかなと考えている。

現状は日本の「Shopify」店舗の5〜10%くらいが当社のアプリを使っていると思う。これを半分くらいにしたい。「Shopify」店舗はコロナ禍の影響もあり、かなり増えているのを感じる。すでに多くの「Shopify」店舗にアプリを使ってもらっているが、今後さらに伸びていくと思う。


【プロフィール】

株式会社ハックルベリー 安藤祐輔CEO

高校卒業後、東京消防庁入庁のち、筑波大学に進学し 在学中に起業。ケンコーコムにてECの仕入/マーケティング/経営企画を担当、その後、株式会社Socketを創業しEC向けWEB接客/販促ツールFlipdeskを開発/運営、 2015年にKDDIグループ企業に売却。 KDDIグループ社⻑として事業戦略などに従事し 2017年退任、Shopify集客アプリ開発のHuckleberryを創業。

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