2021.03.09

「Makeshop」、9年連続で年間総流通額がカートASP業界トップ 2020年は前年比135%の2343億円に

GMOメイクショップは3月9日、ネットショップ構築ASP「MakeShop byGMO(MakeShop)」において、2020年の利用店舗における年間総流通額が前年比135%の2343億円になったと発表した。ECプラットフォームのうちパッケージやオープンソースなどを含まないカートASP業界で、9年連続No.1(2021年3月時点/自社調べ)となったという。

「MakeShop」は2012年以降、年間総流通額が業界No.1を獲得し続けている実績や、EC市場の動向に合わせたサービス強化を行っていることなどが評価され、利用店舗数が年々増加している。特に2020年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、巣ごもり消費需要の増加に象徴される消費行動のデジタルシフトが加速し、導入店舗数が例年よりも増加した。1店舗あたりの流通額も大きく伸長した結果、2020年の年間総流通額は過去最高を更新した。


上位プランだけで1万件突破


「MakeShop」は、初期費用・月額費用ともに1万円(税抜)と低価格ながら、651種類の豊富な機能を備えている。本格的なネットショップ運営に最適な「プレミアムショッププラン」を主軸としており、同プランを含む上位プランの導入店舗数は 2020年10月に1万件を突破した。2020年の新規導入店舗数は前年比144%、純増数では前年比245%と急成長を遂げた。

「MakeShop」の代理販売を行う販売パートナーの登録数も増加しており、2020年12月末時点で累計7120 件にのぼる。パートナー経由の新規導入店舗数も前年比167%となり、「MakeShop」を紹介してもらう機会が増えたという。



「MakeShop」利用店舗の売上高も増加傾向にあり、各ショップの月商規模の分布データでは、2020年12月時点の月商1000 万円以上のショップ数が前年同月比155%となった。これらのことから、導入店舗数と各ショップにおける売上高の増加が、総流通額の増加へつながった。


巣ごもり消費の増加が後押し


2020年の「MakeShop」における流通額を月別に見ると、初めて緊急事態宣言が発令された4月に前年同月比 139%と急成長し始め、5月には155%となった。2020年4月16日~5月14日の期間の流通額は、前年同期比165%となっている。以降も高い成長率を維持しており、外出自粛の意識の高まりがEC利用の増加につながっている。



曜日別では土曜日と日曜日の成長率が高く、時間帯別では18時~20時の成長率が高くなった。この傾向は、休日や夜間の外出を控える人が増加したことが背景にあると考えられる。


『フード・菓子』ジャンルの成長が牽引


2020年の「MakeShop」における流通額をジャンル別に見ると、『フード・菓子』の成長率が最も大きく前年比170%となった。ジャンル別の導入店舗数でも『フード・菓子』の店舗数が1位となっている。この傾向は、外出自粛により食料品店への買い出しや飲食店の利用を控える人が増えたことに加え、飲食店の営業自粛・営業時間短縮の影響からEC化による販路拡大を目指す事業者が増加したことが理由と考えられる。



「MakeShop」では、以前より飲食店や食料品店を運営する事業者向けにネットショップでデリバリーやケータリング の注文を受け付けられる「 ケータリング・デリバリーオプション」を提供しており、2020年の新規導入件数は、前年比190%となった。

ECの利用率や新規ネットショップ開設の動きは、アフターコロナにおいても高まっていくことが見込まれる。引き続きGMOメイクショップは、業界No.1のサービスを提供し続けてきたノウハウをもとにしたセミナーの開催やサポート体制の強化、新機能の開発、有益な外部サービスとの連携など、ショップ運営者が売上高を上げやすい環境の整備に注力していく。



「MakeShop byGMO」
https://www.makeshop.jp/

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